最近、請求書の情報をAIに与えて、仕訳をしてくれるか試しています。
けっこうできます。
わからない仕訳をAIに聞いて、入力していくのも一つの方法です。
が、ここには一つ、気をつけたいことがあるのです。

分からないことがあれば、教えてくれるのがAI
複合仕訳、振替伝票入力といわれる源泉所得税を預かる支払の入力ですが、請求書の数値データを与えてやれば、AIが答えを返してくれます。
簿記検定を受けたことがあるならば、簿記の試験問題のような文章で与えてやればいいのです。
設例として、「税理士からの請求書を受け取った。報酬10,000円、消費税1,000円、源泉所得税1,021円、差引請求額9,979円で、9979円を振り込んだ。仕訳を。」とすると、以下のような回答が返ってきました。

ただ、ここにはひとつ、罠があります。
自分が「ここが分からない、間違っているかもしれない」と気づいているものしか、AIには質問できないということです。
自分が合っていると思えば、質問できないので、AIも答えてはくれません。
特に、税務や会計は、原則を応用して、これでいいはず、と思い込んで処理してしまうことがあります。
応用することは大事ですし、私も大好きなことなのですが、応用の範囲外のことも多く、結果的に誤ってしまうこともあります。
自分では気づかない間違いを、AIに指摘してもらえるか
では、ChatGPTに弥生会計の仕訳エクスポートデータを読み込ませて、「間違っている可能性が高いものを教えて」といえば、その欠点を補えるのか。
それはそうです。
私も、弥生会計のサンプルデータ(実際のデータではない)でやってみました。

12月分の80仕訳を読み込ませると、指摘は4つありました。
が、指摘が当たっていたのは1つだけで、摘要の入力ミスなので、気にするようなレベルのものではありませんでした。(前後の文脈から12を11と打ち間違えたと分かりますので)
ほかの3つは、振替伝票入力のため、相手科目が空欄になっていることの指摘と、税込経理方式のため、税額が0円になっていることの指摘でした。誤りではありません。
まあ、これでいいじゃないか、と思われるかもしれません。
ですが、本当に、ご自分の仕訳データを、AIに読み込ませていいものでしょうか?
学習させないモード、有料プランなら、私は気にしない、などとあるかもしれませんが。
私は、本物のデータをAIには食べさせてはいません。
仕訳だけチェック、はじめました
仕訳だけチェックしてほしい方がいらっしゃれば、私のほうでメール相談にて対応しています。
もととなった資料や、貸借対照表の残高は見ません。
仕訳だけを見て、仕訳の形や、消費税の課税区分が間違っているのではないか? ということを指摘させていただきます。
摘要欄に、取引の内容が分かるように入力していただく必要はありますが。
自社の取引は、基本的に、同じものの繰り返しが多いですから、ひとつ、やり方が分かれば、そのあと何年も使える知識となります。
もしよろしければ、税理士を活用してみては。
もちろん、最初は小さな会社の簿記・経理といったタイトルの本で、安く勉強するのもおすすめです。
江戸時代は、人を雇ってくれる大きな会社などは少なかったので、自分で独立・開業するしかありませんでした。
そのために、寺子屋で読み・書き・そろばんを習ったのです。
そろばんとは、「会計処理ができること」です。→このページの「コンピュータ・リテラシー」に記載あり
ご自分で独立・開業したからには、会計処理を自分でできるようにしたいものです。
そのサポートをしています。
そういう方向けの無料メルマガも創刊予定ですので、気になる方はご登録を。
近況報告
税理士業は、単発相談のメールのご質問に回答を送信。
結婚記念日付近には、いつも各地の海辺のカフェ(@ペンギン・ハイウェイ)を訪れるようにしています。
今回は逗子市内のお店。運営元は、なんと、大戸屋。その親会社はコロワイドで、なんとなんと、創業者は逗子市出身で、逗子にあった甘味処「甘太郎」がその創業の地なんだそうです。甘太郎の名は、いまは居酒屋チェーンとして残っていますが、もとは、その名のとおり、甘味処だったのだと。会社に歴史あり、です。
1日1新:なぎさ橋珈琲 逗子店
1980年生まれ。木村将秀税理士事務所・代表。主にフリーランスやNPO法人のサポートをしている。自分で経理・申告したい/顧問税理士をつけたい/記帳代行を依頼したい に対応。特技はウォーキング(最長は戸塚~小田原間 45km 14時間)、趣味はジャズ喫茶巡り・村上春樹の本・SNK対戦型格闘ゲーム。プロフィール詳細