ジャズ喫茶 Jazz Inn おくら

熊本の中心部からちょっと暗がりの横丁に入ったところにあるジャズ喫茶、Jazz Inn おくらです。「INN」というと、ドラクエの宿屋の入り口にかかっていう看板で知っている人が多いと思います。

これも訪問したのは震災前ですが、とってもジャズ喫茶があってほしいというような通りに立地しています。熊本っていつの間にかかなりおしゃれな街になっていまして、そのおしゃれな暗がりにあります。

店内は奥行きがあり、電球光で照らされたカウンターでは、カレーライスを食べることができます。夕ご飯とジャズが同時に済ませられるのです。夜の訪問がおすすめです。

カレーが食べられるジャズ喫茶というと、お茶の水の「ジャズ・オリンパス!」という有名店があります。

熊本城の天守閣の工事も終わったそうですし(石垣は数年前に見たときには、まだまだかかりそうな損壊具合でした)、コロナが落ち着いたら(定型文)、また行きたいですね…。

モノンクル新曲 GOODBYE

モノンクルの新曲が出たので、『飛ぶものたち、這うものたち、歌うものたち』以後のすべての作品をまとめて聴き返してみました。

これまでとは全然違った曲になったな、というのが感想です。YouTube では聞き取りにくい歌詞も全部読めるのでまずご覧いただければと思います。売り方は、YOASOBI の後に続けという感じですが。

歌詞の展開が、最近の J-POP のフォーマットですね。2番が短くて、3分間台で終わる。FM ラジオでもパワープレイされていて、毎日必ず1回かかります。ラジオ向けです。

昔は9分の曲とか普通でしたが、メジャーデビューしてから曲を短めに刈り込まれてきました。今作は、リズムを思わず数えてしまう玄人好みの曲から、ぐっとシェイプアップして、声の気持ちよさが触れてくるサウンドになったと思います。

ジャズ喫茶 いーぐる

4回くらい行ったことがありますが、名店です。立地も都心ですごいし、清潔な店内もすばらしい。音はちょっと大きめで、耳がきーんとします。ジャズ評論家の姿を見かけることも。カフェタイムは私語厳禁ということで、コロナ対策はつよめ。

『日本Jazz地図』にも載っています。でも、これ、紹介ページの店内写真が、明らかに縦横間違ってるんですよね…。

レコードの在庫はメジャーどころ中心で、なんでも揃っているというわけではないですが、リクエストもできます。新作もかかるので、これ、気になるなあーと思っていたアルバムがちゃんとかかったりします。Now Playing のCDも気楽に確かめたりできました(コロナ前ですが)。

店主の著作が Meg 並みかそれ以上に多いです。もう見られないですが、ショーター「ウイズアウト・ア・ネット」に関する店主のネットレビューが、とっても同意できる内容で、好きでしたね。

法人成りは手取り減だが役に立つ

税理士事務所スタッフが社長と話せるようになる本』(高山弥生著、税務研究会、2020)で、法人成りするとお金はどうなるかが紹介されています。

結論は、税金は減るが、手取りも減る。直感的に分かりにくいので、ちょっとまとめてみます。

個人事業主だったら、その月の収入から経費を引いた残りは、手取りとして使えます。(税金に留意)

でも、役員報酬としてもらう場合、個人事業の手取りと月給を同額にすると、社会保険料の支払いでどんどん会社のお金が減っていくので、個人事業の手取りより少ない月給にするしかありません。

さらに、そこから給与の源泉所得税も引かれてしまうので、手取りは、個人事業の「収入-経費」より減少する。個人で毎月お金を使うあてがあると、困ってしまいます。

ただ、税金を払っても直接自分自身の役には立ちませんが、社会保険料として払えば、将来リタイアしたとき等に、国民年金より多く給付が受けられます。

ジャズ喫茶 サテンドール

『日本Jazz地図』(交通新聞社、2020)という本があります。『東京Jazz地図』『東京Jazz地図(第2版)』の続編にあたる本です。これに根室にあるサテンドールが掲載されています。最近オーナーが代わったのだとか。

12年前、6月の夜に店を訪れて、落ち着いた明るめの店内でしばらく過ごし、夜も更けてきたのでお店を出たところ、あたり一面、さっきまではなかった濃霧に覆われていたのでした。

街灯の明かりはにじみ、幻想的な根室の街に一変していたのです。まるで、入ったときと出たときとでは、違う世界に来たように思ったことを、よく覚えています。

「サテンドール」といえば、デューク・エリントンなのでしょうが、私はこの曲の入ったCDを持っていません。エリントンは、「マスタ―ピーシーズ・バイ・エリントン」だけ。LP時代の長い演奏からジャズに入って、SP時代の2~3分間の演奏になじめない人におすすめのCDです。

AI で会計士・税理士・銀行員が消えることになった理由

寺地孝之先生の講演を聴いていて、『ヴェニスの商人』以来の金貸し、カネにまつわる人々への差別と偏見って強いのだなあと思いました。

AI で公認会計士・税理士・銀行員の仕事が消えることになっていますが、なぜそうなったのかが、お話を聴いてよくわかった気がします。

「金にまつわる手数料をかっさらっていくような、汚い仕事をしている会計士・税理士・銀行員のような奴らは、AI に仕事を奪われてしまえばいいんだ」という、AI 作成者の気持ちが、これらの職業をランキング上位に押しあげたと考えると腑に落ちます。

いまのAIと言われるものは思ってるより創造主(プログラマー)の意図が色濃くでる

https://b.hatena.ne.jp/entry/4703019641444914082/comment/m4fg

「差別は、無意識に宿り、科学の名をかたって顕れる」というのが、大学で学んだことの一つです。

税理士試験の受験予備校では何が教えられているのか

受験予備校は、「大学院ルートや税務署ルートと異なり、無味乾燥な条文の暗記や速記が行われていて、法律家としての教育になっていない」と批判されがちです。

が、私は、6年間弱通学していて、「そんなことなかったですよ」と言ってあげたい。受験予備校を弁護するような話をあまり聞かないものですから。

法人税法の講義では、ちゃんと法的三段論法をやります。受験生は、問題文の記述を図解して、どんな事実か認定したうえで、条文に当てはめて結論を出す練習をしています。

いちばんすごかったのは、法22条の基本的な解釈(権利確定主義など)をさらった直後に、譲渡担保の問題を解かせたことです。譲渡担保の取扱いは通達がありますが、その内容には触れずに、正答が出せるか試すのです。

譲渡担保の通達を知らなくても、法22条の解釈ができていれば、ちゃんと正答できる。そのことを体験させてくれたことは、非常によかったと思っています。

ジャズ喫茶 Jazz Spot 穆然

これも『b*p Vol.09』(小学館。姉妹誌『BE-PAL』から来ている誌名)掲載店。BOKUNEN とも書かれます。

金沢駅の中心街にあるので、歩いていきやすいジャズ喫茶です。ただし、門から玄関までが遠い。飛び石を渡り、お庭を歩いてから入店します。これが珍しい。

中も広い。お好きな席を選んで座ればいいです。最近はやりのチェーンの高級喫茶店のような広さです。看板には「ジャズ居酒屋」の文字もあったはず。でも暗くておしゃれな雰囲気です。コーヒーは訪問当時 700 円でした。

わりと近くに「York」という名前のひそやかなジャズ喫茶風の店もあって、こっちはもっと雰囲気がディープな感じです。でもどっちも洞窟の中をろうそくを手に進んでいくような気持ちになります。

香林坊までも、ふつうに歩ける距離。平らで歩きやすい街です。コロナが落ち着いたら、また夜の散歩をしたいですねー。

ジャズ喫茶 ゆしま

熱海です。とても坂がきついエリアにあります。今もあるのかな? ミストレスは現在、確か御年90歳を超えているとか、いないとか……。ムードは最高です。

昭和ムードといっても、お店の時間は止まっていません。これも10年以上前に行きましたが、当時の新作 CD が入荷していました(新入荷盤は黒板に書き出されます)。

ただ、すごく閉店時間が早いんですよね。明るいうちに伺うのをおすすめします。新作をリクエストしようとしたら、もう閉めるんだけど……とお断りされてしまいました。

でもそこで聴きたかった上原ひろみ「 Jazz In The Garden 」は10年後、ディスクユニオンで買いました。これは、ジャズピアニスト Igor Prochazka さんも Twitter でプッシュされていましたので。

このお店、数年に一度発行される幻の雑誌『b*p』(小学館)にも掲載されていました。名古屋の Yuri とともに。

外貨建の税務会計

税務会計ってなんじゃらほい? となると思いますが、税務会計とは、「税法で規定するとおりに会計処理を行い、申告調整を省略する方法」と理解しています。

外貨建会計の対象となる資産について、税務と会計とで同じ処理を選択できるものがほとんどです。

でも、会計でいう「投資その他の資産」のその他有価証券については、合わせることができません。

その他有価証券は時価評価しつつ、損益に影響させない処理を会計では行いますが、税務では時価評価はできません。発生時換算法のみです。ここで必ず申告調整が必要になってしまいます。

法人税法上、換算方法が単一のものについては、当然、換算方法の選定は不可で、期末時換算法の資産(例:売買目的有価証券)は、期末時換算法でしか評価できません。

換算方法が複数選択できるものでも、選択していればその選択した換算方法。選択していなければ、法定換算方法となります。