Wizardry: Proving Grounds of the Mad Overload (Steam) ワードナ攻略

「ウィザードリィ 狂王の試練場」は、マスターレベルといわれるレベル13~14あたりで、ちゃんとクリアできるのがえらいところです。(下級職が呪文を全部覚えるのが、レベル15になることもあります)

これ以上レベルアップしようとすると、必要な経験値が多く、しんどいです。

このくらいの強さで挑んだほうが、ヒリヒリするような緊張感、ドキドキ感を味わえます。ドラクエ6のムドー戦のような。

ただし、途中のガーディアンたちが友好的だったり、弱かったりで、運よくMPを消耗せずにワードナの玄室にたどり着いた場合に限ります。

ワードナの倒し方

当方がワードナ討伐したときの戦い方を紹介します。(クリアまでの所要時間:約40時間)

戦士3人は、ロングソード+1、ロングソード+2、ロングソード+1という装備でした。これでワードナを攻撃。

僧侶2人は、マリクト、マリクト。魔法使いは、ティルトウェイトで側近のバンパイア、バンパイアロードを吹っ飛ばします。

側近がいなくなったら、魔法使いは、ワードナに対しモーリスを連発します。ACを上げないと、戦士の打撃が通らないからです。

僧侶2人は、マディで回復に徹します。マバディを食らったら素早く対処します。

ジルワンを食らって1人死んでも、戦士が2人生きていればカドルトをするまでもないです。生きている人を優先して回復させます。

エナジードレイン(レベル-4)を食らっても、リルガミンに帰還すれば、25万の経験値をもらえてレベルは多少戻せます。リセットに頼らず、アミュレットをゲットしましょう。

城に戻る前に…超重要なポイント!

Wiz I のトレボー・キャッスルが、「リルガミンなのか、そうではないか」という論争がありましたが、今作では、リルガミンということで決定していますね。

で、このワードナの玄室内の帰還テレポートを使う前に、覚悟してほしいことがあります。

Apple II版準拠なので、アミュレットを持ったまま城に戻ると、「武器・防具を含めて、アイテムがすべて没収されます!!!」。

ファミコン版とは違うので、気を付けてくださいね。(こういう文章が出ますが、ゴールドは持っていかれません)

However, you must give up your equipment and your party’s gold to pay for your initiation.

Wizardry: Proving Grounds of the Mad Overload / ending

グラボの弱いPCでプレイする場合

まず、デスクトップを右クリック → ディスプレイ設定で、PCの解像度を、1920 × 1080に落とします。

ゲームを開始したら、Escキー → Options → で、Resolution を最低の956 x 981 に落とします。

これで、最近のノートPCであれば、フルスクリーン表示でも、快適にプレイできるはずです。

PCの解像度を落とすことが重要で、これをしないと、B10でウィル・オー・ウィスプが出たときに処理落ちでどうにもならなくなります。

ぜひ対策をして、プレイしてみていただければと思います。

Wizardry: Proving Grounds of the Mad Overload の攻略(ダンジョン以外)

おすすめのパーティ編成は

これまで、Wiz は I、II、III、Vとプレイしてきましたが、おおむね

  • 盗賊
  • 戦士
  • 僧侶
  • ビショップ
  • 魔法使い

のパーティ編成でした。情報といえば『ウィザードリィ(III)のすべて』(ベニー松山、JICC出版)くらいしかなかったので。

しかし、ネットの情報をもとに戦略を立て直したら、

  • 戦士
  • 戦士
  • 戦士
  • 僧侶
  • 僧侶
  • 魔法使い

のほうが、圧倒的に楽ですね。前列の火力は高いし、後列の守りは固いし、レベルアップが速いので、いいことづくめです。

セービングスロー(種族特有の防御性能)の関係で、ドワーフ多めだと安心です。

カティノ・モンティノが効かない Apple II 版準拠の Steam 版でも、リセットを使わずに楽しめます。

盗賊がいない場合の宝箱の対処は

宝箱は、僧侶がカルフォで調べて、被害が少なそうなら戦士が無理やり罠の解除を試みます。

意外に、罠がないことも多いです。

また、何度も試せば、運よく解除に成功することもあります(レベルが上がると成功率も微増する)。

解除に失敗しても、事前にカルフォで

  • 毒針
  • クロスボウ・ボルト
  • アラーム
  • ガス爆弾
  • スプリンター
  • ブレード
  • アンチメイジ
  • 僧侶が2人いるのでスタナーも
  • 場所によってはテレポーターも

と分かっていたら、食らっても何とかなります(残りHPしだい)。ブレードとか、意外に60近いダメージで、魔法使いが即死したりしますけど。

ビショップがいない場合の不確定名アイテムの対処は

お金がないうちは、ギルガメッシュの酒場にレベル1ビショップを待機させておいて、鑑定させます。

ただ、マーフィーズゴースト狩りでお金に不自由しなくなったら、ボルタック商店で有料識別を頼んだほうが速いです。

迷宮にもぐったら、アイテムが手持ちいっぱいになるまでB9を周回してはマロールで帰還することを繰り返して装備を整え、B10へ向かいましょう。

B2~B8のドロップアイテムは、案外しょぼいので、宝探しには向きません。


今日の一冊…『ディケンズ短篇集』(岩波文庫)読了。村上春樹が最近プッシュしていて、しばらく探していたのだが、新橋駅前の古本市で発見! 確かに、村上短編風の作品が入っている。『かえるくん』みたいに、日常のなかで突然、異形の物と出会い、対話するシーンがとっても村上春樹的。

Wizardry マーフィーズゴースト狩りを夢のRPAで

Wizardry: Proving Grounds of the Mad Overload ( Steam / Windows 版) といえば、マーフィーズゴースト狩り。

正直、初代Wizは、B1でレベル5くらいにあげたら、ひたすらマーフィーズゴーストで経験値稼ぎをし、B4のモンスター・アロケーション・センターを突破し、B9~B10を攻略するだけのゲームといえます。

B1のマーフィーズゴースト狩りをしているときは、プレイヤーは全く同じキー入力を何度も繰り返していると思います。

そんなときこそ、RPA ( Microsoft Power Automate ) の出番です。人間が、同じ入力を何度もやってはいけません。

RPAは楽しいですよ。「こうすれば、こうなるんじゃないか?」と思って、ちゃんとそうなったときの喜びがあるので、やめられません。

RPAで経験値稼ぎを自動化するフロー

まず、部屋を調べてマーフィーズゴーストが出現し、自分のパーティの1人目コマンド受付状態になったら、以下のフローを実行します。

Steam ゲーム本体のウィンドウを、「ウィンドウにフォーカスする」で掴もうとするとうまくいかないので、応用として、Win+Tabのウィンドウ選択機能でWizのウィンドウを掴みます。

このとき、ウィンドウの整列をするとダメです。事前にWin+Tabをして、→キーを何回押せばいいか、確認しましょう。

最初のループは、仮に21回としていますが、HPが持つ程度にしておきます。これは、最高21回、マーフィーズゴーストを倒せます。

2回目のループは、5回としていますが、ほとんどの場合、レベル7・前衛ファイター3人では、5ターン以内で倒せるからです。

実際にやってみて、このターン数を掴みます。HPとMPがぎりぎりになるまでは、冒険者の宿に泊まらないようにして、パーティの強さを固定することが必要です。

3つ目のループは、6回としています。これは、パーティが6人の場合です。Wait は 0.1 でもいいですね。

次のWaitが15秒なのは、1ターンがほぼ15秒に収まるからです。

5ターン後のSpaceで、再度マーフィーズゴーストを出現させます。その後13秒待つのは、先制攻撃を食らった場合の時間を見込んでいるからです。

このフローを走らせたら、ごはん食べたりお風呂に入ったりしているだけで、レベルがアップしています。数値はご自身の戦力に合わせて調整していただければと思います。

アクションを全選択してコピー&ペーストで、テキスト化できる

Power Automate は、自分の作ったRPAフローを、他の人にも使ってもらいたい場合、アクションを複数選択して、Ctrl+C→テキストエディタにCtrl+Vすると、次のようなコードが得られます。

画像認識をしているとダメですけど、キーボード操作のみのRPAなら、他のPCのPower Automateに簡単に移設できるようになります。

下のテキストをコピーして、フロー画面でCtrl+Vするだけで、さきほどのフローを他のPCに再現することができます。

# 戦闘画面が開いてコマンド受付を開始したら
MouseAndKeyboard.PressReleaseKey.PressKey Control: False Alt: False Shift: False Win: True
MouseAndKeyboard.SendKeys.FocusAndSendKeys TextToSend: $'''{Tab}''' DelayBetweenKeystrokes: 5 SendTextAsHardwareKeys: False
MouseAndKeyboard.PressReleaseKey.ReleaseKey Control: False Alt: False Shift: False Win: True
WAIT 1
MouseAndKeyboard.SendKeys.FocusAndSendKeys TextToSend: $'''{Right}''' DelayBetweenKeystrokes: 5 SendTextAsHardwareKeys: False
MouseAndKeyboard.SendKeys.FocusAndSendKeys TextToSend: $'''{Return}''' DelayBetweenKeystrokes: 0 SendTextAsHardwareKeys: False
WAIT 1
LOOP LoopIndex FROM 0 TO 20 STEP 1
    LOOP LoopIndex FROM 0 TO 4 STEP 1
        LOOP LoopIndex FROM 0 TO 5 STEP 1
            MouseAndKeyboard.SendKeys.FocusAndSendKeys TextToSend: $'''{Return}''' DelayBetweenKeystrokes: 0 SendTextAsHardwareKeys: False
            WAIT 0.1
        END
        MouseAndKeyboard.SendKeys.FocusAndSendKeys TextToSend: $'''{Return}''' DelayBetweenKeystrokes: 0 SendTextAsHardwareKeys: False
        WAIT 15
    END
    MouseAndKeyboard.SendKeys.FocusAndSendKeys TextToSend: $'''{Space}''' DelayBetweenKeystrokes: 0 SendTextAsHardwareKeys: False
    WAIT 13
END

Wizardry: Proving Grounds of the Mad Overlord (Steam) を試す

小学生のころ、はまったゲームといえば、ファミコン版「ウィザードリィ 狂王の試練場」でした。その存在は『ドラゴンクエストへの道』で知りました。

まず、字面がかっこよかった。英語でもカタカナでもロゴでも。シンプルなパッケージも。

方眼ノートを買い、マッピングし、『隣り合わせの灰と青春』(ベニー松山、JICC出版)を読み、『ウィザードリィのすべて』を読み、石垣環の漫画の巻末付録のApple II版の画面写真を見ては興奮していた時代です。

その、あこがれのApple ][版の画面と、それに近いシステムでプレイできる最新バージョンが、Steamで販売中です。

現状、開発中バージョンで英語のみですけど、昔のプレイヤーには問題ないですよね。

かなり遊びやすいようにモダン化されていますが、シビアはシビア。地下1階から2グループで出現するコボルト&オークにシーフが殺され、カント寺院に行くと1発で灰にされ、2回目で復活したものの、稼いだお金はなくなってしまいました。

キーボード操作モードで「m」を押すとApple II 線画が全面に出る

Apple II版にあこがれていたファミコン世代の方に朗報。あの画面で遊べます。

まず、オプション(街はずれでEscキー→Option)で操作系をキーボードにします。

そして、迷宮に入ったところで「m」キーを押下。すると、右下に表示されていたApple II版の画面が、中央に出てくれます。

3D CG(解像度最低設定ならVAIO Zでも快適に動く)を覆い隠すように出るので、想像力でプレイしたい人に最適です。

ただ、最新UIの文字もかぶってしまって、見にくいこともあります。その場合は、mキーを押すと、Apple II表示なし→右下小表示→全面大表示 に切り替えられます。

ゲームパッド使用の場合も、適当なボタンを押すと同じ効果が得られます。

キーボード操作とはいえ、Apple II版の操作方法ではなく、基本はGUIです。左下のヒントを元に操作することになります。慣れが必要です。

基本は親切設計。経験者なら問題なく遊べます

宝箱が出ると、盗賊が「私に罠を調べさせて」と言ってくるし、仲間が死ぬと、侍が「カント寺院に連れて行こう」とヒントをくれます。

ファミコン版では何の説明もなかったストーリーも、英語ですが、最初に迷宮に入るときに説明してくれます。

3D CG化されているものの、Apple II版のUIの英文を読むのが追いつかないほどの早いテンポで戦闘は進んでいきます。

いわれるほどテンポは悪くないので、初期Wizファンは試してみてはと思います。

開発中のバージョンであることに留意

まだ、開発中のものなので、例えば、迷宮に残したパーティを救出に入ったりしたときなど、操作ヒントのとおりに操作してもループしてしまうことがあります。

困ったら、とりあえずウインドウ右上ボタン×を押すかAlt+F4で終了させ、再起動すればよいです。フルスクリーン←→ウインドウの切り替えは、F11で行います。

筆者は、FC版I、II、IIIはクリア、SFC版Vは最後の謎かけが解けずに挫折し、同VIはすぐあきらめた人。