よく使うExcelショートカットキー

  • Ctrl +T:テーブル化。戻すのが手間
  • Ctrl + Shift + 1:数字の書式を 1,000 にしてくれる
  • Ctrl +Shift +L:リスト化。テーブル化するほどでないとき。もう一回やれば消せる
  • Ctrl + PageDown/PageUp:ワークシートの移動
  • Ctrl + Shift + -:SUM関数
  • Ctrl + B:ボールド(太字)化
  • Ctrl + Z:一つ戻る
  • Ctrl + Y:一つ進む
  • Ctrl + P:印刷プレビュー
  • Alt、N、V、Enter:ピボットテーブルの作成
  • Alt、H、L、2、D:データバー
  • Alt、A、V、Enter:データの入力規則。日本語入力をオンにしたくないとき

コピー&ペーストは使いますが、省略。あとで追記します。

WordPress で自分のビュー数を Popular Posts に反映させないようにするには

WordPress のプラグインで、簡易アクセス解析ができる WordPress Popular Posts というものがあります。

記事ごとのビュー数を、日別にランキングしてくれて、それをウイジェットとしてブログに貼り付けられる便利なやつです。

ただ、これを普通に使っていると、自分が自分のブログを見たビュー数までカウントされることになります。読み直したり、間違いを直したり、プレビューをするたびにビュー数が増えて、実際のアクセス状況が分からなくなってしまいます。

そこで、ダッシュボードからプラグインのページを開いて、上の「ツール」をクリック。

データ>閲覧を記録する対象者:訪問者のみ を選択して、「適用」をクリック。

あとは、自分の記事を読みたいときは、必ず WordPress にログインしてから読むようにします。こうすれば、自分の動きが Popular Posts のデータに反映されなくなります。

中小会計要領ならリース取引の会計・税務一致は簡単

リース。簿記ではリース資産とリース債務を計上して……と習いましたが、中小は別です。「中小企業の会計に関する基本要領」では、リース取引は、次のように定められています。

リース取引に係る借手は、賃貸借取引又は売買取引に係る方法に準じて会計処理を行う。

中小会計要領について

つまり、賃貸借処理を選択すれば楽ができます。リース料を払ったら、その金額を経費にする。

法人税でもそのままでOKです。リース取引が「所有権移転外」ならば(ほぼこれです)、リース物件は減価償却資産として扱われ、その償却限度額はリース期間定額法で計算しますが、リース料を経費にした金額は通常、この限度額を超えないからです。

消費税でもそのままでOKです。支払ったリース料に含まれる消費税額は、支払ったつど、消費税から引くことができます。専門用語で分割控除といいます。もちろん売買処理にしたほうが、その年の消費税は節税できますが。国税庁の解説

映画「言の葉の庭」

言の葉の庭」は留保なしの良作です。新海誠世界が完成しています。ちゃんと映画になっています。伏線もきれいに回収されています。

村上春樹作品の影響をいうなら、間接的ですが映画「トニー滝谷」を彷彿させます。ナレーションから登場人物のセリフに移るところ、水平のカメラワークでページをめくるような雰囲気を再現しているところ。本もいろいろ出てきますしね。

上映時間46分の中編映画というフォーマットが斬新です。10~20分台の短編映画か、120分前後の長編映画が大半の世の中ですので。そして、前作比で焦点の定まった内容なので、この時間で短さを感じさせません。

ラスト、言の葉の矢が無数に放たれるシーン、2015年作の「心が叫びたがってるんだ。」に影響を与えているような、いないような。あと、スタッフロール後はまたしても続きがあるので、村上春樹流にスタッフロール中に退席する習慣がある人は気をつけてくださいね。

映画「星を追う子ども」

星を追う子ども」は、絵がジブリのナディア・エヴァというのが第一印象ですね。この絵柄なのに怖い描写が多いので、お子様と一緒に御覧になるときには注意してあげてくださいね。

序盤の展開は、新海誠は「空」のビジュアル担当? というくらい作家色が薄いですね。ジブリで見たような人物が続々登場します。

中盤は地下世界を冒険するわけですが、穴に向かって広大なフィールドを横断し、気味の悪い種族に追われる過酷な旅は『指輪物語』的です。人物が色々出てくるのですが、なんとなく散発的な印象です。時間を長く感じます。

ラストシーンは、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を彷彿させる別れ方をします。戻ってもしょうがないからですかね。

散漫なお話に見えますが、「色々な形で死に接近して、死を理解する」という点では一貫しています。でも監督のキャリアの中では、次なるジャンプのためのしゃがみ込み時期のように思います。

『ハイスコアガール DASH』(2)

押切蓮介は、『焔の眼』(漫画アクション連載)からの読者です。ダークな暴力性のある作風で、『DASH』はそっち方面の要素が多めになっています(前作比)。2007年が舞台なので、NEOGEO要素はないものとして気楽に読んでいましたが、ちょびっとだけ出てきます。

『DASH』は話としては、1巻できれいに完結していたような気がします。2巻以降はほぼ、『ハイスコアガール』7巻以降という感じ。

今回は、とある事件をきっかけに、問題児グループが日高小春先生にようやく心を許します。その場面をネタにした「おまけマンガ」は、今作で最高に笑えるギャグとなっています。

また、ゲーセンの人々との交流や距離感は、実際もこんな感じだったです。私は、いやな負け方をした対戦相手から文句をつけられ、同じ中学の不良が逆襲してくれたことがありますが、作中にもほぼ同じ場面が出てきます。リアルだ。

本日発売。3巻は来年6月25日発売予定。

GnuCash のデータを新PCに引っ越す方法

( Windows 版)

新しいパソコンに、前のパソコンのデータを移行したい。これは意外に簡単です。

まず、現在の PC で展開している [任意の名前].gnucash* となっているファイルを、新しい PC の任意のフォルダにすべてコピーします。

次に、新しい PC に GnuCash をインストールします。設定は何もしないで OK です。

最後に、新しい PC の [任意の名前].gnucash ファイルをダブルクリックして GnuCash を起動。

これで、新しい PC への移行作業が完了しました。以後は、いつもどおりショートカットから GnuCash を起動するだけです。未インポートの CSV ファイルも忘れずに引っ越しさせましょう。

工事費の請求書の按分計算

工事をしたら、見積書で項目ごとに共通経費を按分し、勘定科目を分ける必要があります。

実務書などを見ても、この按分計算に触れている本は少ないです。『修繕費・改良費及び増改築費用の税務』(大蔵財務協会)くらいでしょうか。

基本的は、仮設工事+諸経費+出精値引き(「しゅっせいねびき」と読む)の合計額を全体に按分しますが、この手の典型的按分項目にも、按分しないものが混じっていることがあるので注意しましょう。

まずは、この最小単位である1行ごとに按分を終えます。税込経理なら、消費税も按分して、合計額が請求書の鑑の税込金額になっていることを確かめます。端数は一番大きい金額に加減して合わせます。

内容次第で、一部の工事にしか按分しないもの、除却費用や修繕費として処理できそうなものがあります。設備本体と取付費など、工事区分をまたがって合算すべき項目もあります。合算後の金額で少額減価償却資産の判定等をします。

『新九郎、奔る!』の読み方

8巻が出ましたが、これ、読むのにかなり骨が折れたはずです。読破にかかる時間も長かったのではないかと。これまでもそうでしたが、とにかく情報量が多く、特に今回は関東に近づいたこともあって、知らないことが多いと感じたのではないでしょうか?

『新九郎、奔る!』の読み方は、理想的には、最新巻を読んだ後、また1巻から読み返すことです。「そんな時間はとても取れない」という方には、8巻に出てきた人物が最初に出た巻をバーっと探して(この場合は、2巻を)読み直すことをお勧めします。

2巻を読むと、おどろくべきことに、鎌倉公方の名前も出てきます。関東の内乱、上杉家の勢力図のことも出てきます。駿河と遠江の関係も復習できます。これで8巻の内容がすっきり頭に収まったのではないかと思います。

実は、試験勉強もこの方法が使えます。新しく習ったところと関連するところを、最初からさかのぼって復習する。情報量の多さへの対処法でした。

『ハイスコアガール DASH』(1)

あなたは、本や映画や音楽で、その作品を100%理解できたこと、一体感を得たことがあるでしょうか。

私にとっては、それが『ハイスコアガール』でした。90年代の格ゲーブーム真っ只中のゲームセンターを舞台にした漫画。

「ガール」というファンタジー要素以外は、そこで描かれる事実やプレイヤーの思いは、まったくの本物であることが、当時を体験した者には分かります。

で、本作はその続編、10年後の2007年が舞台です。前作同様、主人公はマイナスからのスタートですが、小学6年生のマイナスと、28歳のマイナスとでは大きく違う。ひたすら、「←タメ」が何話も続き、1巻のラスト2話で、一気に「→+P」が発動します。あなたの過去に起こった、血の沸騰も全身の高揚も、本物だったはずです。

かすかな震えの線を入れるだけで、言葉と裏腹におびえている様子を描写するなど、細部も読んでいただきたい本です。

2巻は9月25日発売予定。