会費・サブスクの見直しは、事業と個人の両面で

ふくらみがちなサブスク費用と会費

個人事業主として活動していくうちに、サブスクが増えてしまいがちです。

いわゆる「会費」やITサービスの利用料を見直してみましょう。

月数千円であっても、大企業は不要とみればバッサバッサと切っていきます。その姿勢は、スモールビジネスでも見習いましょう。

会費のモトが取れているか

営業上、いろいろな会に入会することがあるでしょう。

税理士であれば、税理士会に会費を払う義務があります。

まあまあの金額ですが、税理士として仕事をするか、税理士会から報酬のある仕事を受けるだけで、すぐに回収できるため、私はあまり気にしていません。

会費が経費になるかどうか? 会費を払わなければ税理士業務を行うことができず、かつ、その業務で会費を回収できていれば、必要経費といっていいでしょう。

会費を払わないと売上が立たず、税金がさらに減ってしまうのですから。

過去の判例や裁決事例で、「ある会の会費が経費として認められなかった」というのを見て、「じゃあウチもダメかも?」と一律に考えることはありません。

今のお客さんがその会で出会った人であり、その会を利用して利益を上げていることを証明できればいいわけです。

逆に言うと、サブスク会費と、それに対応する売上や業務への役立ちとを表にして書き出してみて、見合っていないと思えたならば、やめてみてもいいのではないかと思います。

ITサービスの会費は安いが、値上げが行われがち

月額サブスクだったり、1年前払だったりするITサービスの費用も見直してみましょう。

月にならすと数百円程度のものもありますが、このご時世、しばしば値上げの通知がメールで届きます。

気が付いたら他の同様のサービスのほうが安くなっていることもあるかもしれません。

年払いだと、加入していることも忘れてしまいがち。まずはリストにしてみましょう。

  • ホームページ・ブログのドメイン料
  • レンタルサーバー代
  • Microsoft 365
  • インターネットプロバイダ
  • スマホ通信費
  • 定期購読している電子版業界紙
  • クラウド会計ソフト代

といったものが考えられます。

お金のチェックをするのは、自分を動かすため

いろんな会に所属してみたり、ITサービスを試したりしているうちに、いつのまにか増えてしまうコスト。

今年度の予算と見比べてみて、今年、そんなに経費を使う予定だったでしょうか? 予算を超えていませんか?

超えているなら、何に使ったのが原因なのか、確かめてみましょう。

一度、すべて書き出して、年額を把握することをおすすめします。事業用だけでなく、家庭のサブスクも。

教育費、習い事に多いので気をつけましょう。

私もひととおり書き出したら、22個もサブスクがありました。(水道光熱費は含まない)

すると、その年額以上は利益を上げないといけないのか……というのが分かります。

不要なものを解約すれば、必要な売上は下がりますが、必要なものもあるはず。

経理をしてコストの大きさを把握し、「よし、自分の中の営業部にもっと動いてもらわなきゃな」と思い、行動するきっかけにしてみましょう。


今日のやめてみた

一部のSNS

編集後記

イオンスタイルオンラインで買ったものが、予定の発送日を3日すぎて発送された。注文が多く発送が遅れているとホームページで告知されているものの、スピード感を求める人にはおすすめできないなと。