浅間下のバー・イゲタのマスターからおすすめされた「新幹線大爆破」の2025年リブート版、おもしろかったです(この記事、ネタバレはありません)。
信頼している人からおすすめされたことは、やるようにしています。ジークアクスの映画もTVシリーズも、見てよかったです。
さて、この映画を見て、私が昔出席した結婚披露宴を思い出しました。
ゲストとして、東日本旅客鉄道株式会社の社員のみなさんが大勢参加していた披露宴でした。
当たり前ですが、非常に組織化されていました。映画の会社側の登場人物たちも、そんな感じです。
こんなテーマでありながら、実質的にJR東日本のPR動画になっている。なかなかすごかったです。

サスペンス映画は、基本、組織が善の立場
「踊る大捜査線」の映画が公開された前後から、よく映画館に行くようになりました。
犯罪モノだと、当然ですが、基本、犯人が個人で、それを追い詰める側が組織です。
映画のお客様の大半は、組織人なので、商売上そのほうがよい、ということなのだと思います。
独立してからは、こういう作品を見ると、ちょっとびみょうな気持ちにもなりました。悪はいつも個人だな……と。
「レインボーブリッジを閉鎖せよ!」を見た当時は、そうは思わなかったので、心境の変化です。
組織のデメリットも描写される
もちろん組織にはメリットがあります。が、当然デメリットもあります。それも映画でちゃんと描かれています。
Netflix「新幹線大爆破」では、最善と思われる手を実行したくても、組織であることによって、実行できないということが起こります。
同じ目的を持つ者同士なのに、その同士がいることで、目的が達成できない。組織あるあるです。
それに対し、「これがいい」と思ったら、即実行できるよさは、独立ならではです。
税理士法人というものもありますが、税理士資格は個人に与えられ、個人で開業できる資格である以上、もともと個人で仕事をしてよいものです。
映画では、組織の設備投資額と人数とで、個人はどうあっても厳しいたたかいになりますが(まあ悪役なので、負けていいのですが)、税理士は、個人であってもご依頼いただける、面白い仕事だと考えています。
個人のデメリットをどう補うか
この業界は入りたてのときは、当然、組織のほうがよいと思っていました。
最初は、教わるという段階も必要ですし、発展的な税務を扱う場合でも、税理士同士で相談できる環境はとてもよかったです。
今日は、「ちょっと誰かに聞きたいな」と思ったことがありましたが、結局いつもの文献調査で一つ解決でき、うれしい気持ちになりました。
意外に、仕事で他の人に相談したいと思うことは少ないです。もちろん、いざというときは、聞けるようにはしていますが。
feedlyで、50人くらいの税理士のブログをフォローしているからかもしれません。
この倍近くフォローしていますが、ほぼ更新されていないので、実働50くらい。
あとは、お客様との対話、自分の対話です。
お客様のご質問に対し、自分の書いたものがやけに複雑だったり、ややこしくなったり、長文になりすぎた場合は、自分の考えが誤りの可能性がある、というのが自分用アラームです。
あくまで個人の力で相談に乗り、力になることに、自分の原動力というか、よろこびというか、うれしさがあります。
編集後記
記帳代行(Excelインポート開発)の仕事をし、映画を見て、税務顧問の仕事。お客様の質問にメールで答える。
1日1新:新幹線大爆破(2025年リブート版)、noteの著者にメッセージを送る

1980年生まれ。木村将秀税理士事務所・代表。主にフリーランス・独立間もない個人事業主・法人設立を検討中の方のサポートをしている。自分で経理・申告したい/顧問税理士をつけたい/記帳代行を依頼したい に対応。特技はウォーキング(最長は戸塚~小田原間 45km 14時間)、趣味はジャズ喫茶巡り・村上春樹の本・SNK対戦型格闘ゲーム。プロフィール詳細