『新九郎、奔る!』22巻に学ぶ独立の心持

マンガ『新九郎、奔る!』22巻が発売されました。
北条早雲が戦国武将になるまでの半生を描いた、大河ドラマ的マンガ作品です。
適度にギャグも散らばっていて、私は好きです。

1巻の奥付を見ると、8年前の2018年。
作者のゆうきまさみさん(『機動警察パトレイバー』で有名)が60歳のときに連載を開始し、もう68歳。

いよいよ1巻の第1話の直前の話となり、作者のご年齢的に、あと2巻くらい(全24巻?)で完結しそうな気もします。

私のおすすめマンガのひとつ

8年前というと

8年前の2018年は、私が38歳になる年で、この業界(税理士業界)に入った年でもありました。

業界に入ると同時に、あの第1話です。
主人公が、主君(室町幕府の将軍)に仕えるのをやめ、独立を決意する回です。

思えば簡単なことではないか。
明日からは俺の主は俺だ!

『新九郎、奔る!』1巻(ゆうきまさみ、小学館)

独立しようとする人の心持を表した言葉として、なんといいものでしょう。
このとき、まったくの偶然ですが、主人公の伊勢新九郎盛時も、第1話冒頭で38歳でした。

私もその後、勤務先を退職して、独立することになったのですから、面白いものです。

当時との違いは、電卓や筆記用具を使わなくなったことでしょうか。

なぜ伊勢新九郎は、独立を決意したのか

1巻で、主人公がある決意をするものの、その理由が明かされないまま長い時間が経つ。
というのは、お話としてけっこうパターンなのかもしれません。
『ふつうの軽音部』の主人公のはとっちも、まったく同じパターンです。

22巻で、ようやくその理由が明かされます。
もちろん、徐々に、徐々に、そのような気持ちが形成されていくのですが、明確に描かれるのが、マンガ中で27年経過したあとでした(現実では8年)。

仕えていた主が、自分たちを助けてくれず、ぜんぜん別のことをしていた。
そこで、自分で自分を助けるしかなくなった。
ざっくりいうと、そういう理由でした。

これは、このブログを読んでいる、独立された方にも共通する理由のひとつではないでしょうか。

自分を守る準備を

学校を出て、すぐにできる仕事など、あろうはずがありません。
やむをず、最初は組織に守ってもらいながら、仕事を覚えていく。
それが当然のことです。

組織が自分のことを気にかけてくれ、守ってくれる限りにおいて、勤務している価値、動機はあるものでしょう。
そうではなくなったな、と思ったら、独立を選択肢にいれてみてはどうでしょうか。

公益通報制度を利用したくなったら……というのでもいいでしょう。
利用したら、会社が守ってくれないというケースが目につきます。

もちろん、独立しても、もう会社は守ってくれませんから、ご自分で、ご自分を守る必要があります。

『新九郎、奔る!』22巻は、「満を持す」というシリーズで、7話全部使っています。
独立するにあたって、それだけ準備をしていたのです。

ただ、これで十分、という準備はありません。
ある程度のところで踏み切るか、やめるか。
自分の力で食べていけるようになるまで、時間が稼げそうなら(つまり、貯金・融資や収入のめど)、OKを出してもいいでしょう。

独立後の問題は、時間が解決することもあるからです。
あせらずに済む状態かどうか、チェックしてみましょう。
独立後にあせって、いいことはありません。
独立後、判断を急がされることがあったら、必ず断るようにしてみてください、というのが私からのアドバイスです。

これから会社をつくって独立する、という方の単発相談を受けたこともあります。
単発だけでしたが、きっと、うまくいまもやっておられるのでしょう。

近況報告

マンガの発売日は、Reader Storeアプリで知っています。
フォローしているマンガの新刊通知が来るように設定しておくのがおすすめです。
以前からお話をいただいていた確定申告の件につき、請求書を発送。

1日1新:新九郎、奔る!22巻