なんか、先日も似たタイトルの本を紹介したような…。『原点回帰の会計学』ですね。
こちらは、『原則主義の会計力』です。2011年の本ですが、もう収益認識基準のことも載ってるし、内容的には古びていないと思います。
「 IFRS 対応、こわくないよ」という本です。そもそも、お膝元の EU だって、IFRS に杓子定規に対応していないといいます。日本より経済が発達していない国だって IFRS に対応しています。それは、適度に自国用に曲げて付き合っているからだそうです。
日本基準のような数値基準のある細則主義では、ルールをかいくぐったり裏をかいたりして不正を行う会社が出てくるけれど、「経済的実体を正しく描写しましょう」というルールなので、不正を行いにくいとあります。
上場企業でも、実は現金がありませんでした!みたいな会社がありましたが、実際 IFRS 採用企業は不正が少ないのか、気になるところですね。