読んでみました。IFRS は、何が何でも公正価値で測定するというわけではないので、ひたすら公正価値に否定的な論調には疑問を感じないでもないです。
同じような文言(「800年」で検索したら何個抽出されるのだろう)、前にも聞いた話が何度も繰り返されます。編集者は「繰り返しが多いですよ」と指摘しなかったのだろうか。1/4 に要約(圧縮)できそうな本です。
などとネガティブなことを書いてしまいましたが、いいところもあります! 損益計算書は機密情報なので、貸借対照表と比べて公開が遅れた(今も、売上値引高を公表しない会社がほとんどですもんね)といった歴史的な話は面白いです。
会計や経理の不正はなくならないけれど、そういうことをする人は、会計の原点、簿記の基本が分かっていないのだなと感じました。「簿記・会計は、事実に合わせるものだ」ということ。これが分かっていないから、数字を作ってしまうんでしょうね…。