セミナー講師、単発相談で目指していること

私は、新卒で入った業界は広告業界の業界団体で、そのつねとして、講演会を開催していました。

主催者の事務方としていろんなイベント(パネルディスカッション、講演、セミナー)を見てきましたが、一番印象に残っているシーンがあります。

少しずつ教える仕事を始めていますが、そのゴールとしては、そのシーンを再現することだと考えています。

NEOGEO35周年記念展(みなとみらい駅)

聴き手の究極の反応

質疑応答で「10代の流行の発信地はどこですか?」という質問に、パネラーの方が「東京は原宿で、地方は〇〇です」と答えた瞬間、参加者の方々が一斉に下を向いて、メモを取ったのです。

おそらく、会社に戻ったあと、すぐにその〇〇にアプローチをかけたのではないか、と思いました。
教える仕事では、何か1つ、すぐに行動に移してもらえれば、成功です。

そのため、講師の仕事では、考え方とともに、実際に行動するためのネタを列挙するようにしています。

取るべきアクションを列挙して、少し説明を加えるだけで、参加者の方は自然に学んでいただけます。

教わるのが向いている人

教える仕事の対象は、自分で経理なり、税務なりをやる方です。

フリーランスの方であれば、経理さえ自分でできていれば、確定申告は難しくないものです。
ご自分で申告をしている事業所得の方も大勢いらっしゃいます。

経理がきちんとできている、というのは、入力が済めばいいというのではなく、入力した結果が合っているか・正しいか、ご自分で確認できる、というところまで含みます。

セミナーの参加者の方であれ、単発相談のお客様であれ、ふだんからご自分で経理をし、悩んでいるからこそ、私がちょっとお伝えするだけで、「なるほど、こうすればいいんだ」と分かっていただけるのです。

自分でコツコツやれる、という人にこそ、教わることが向いています。

こんなことを教わりたい、といったことがあれば、こちらから打診していただければ。→ 業務内容についてのお問い合わせ

お客様に合わせて教える

教える側としては、いかにお客様に合わせて話せるか、提供できるか、というのが大事です。
とくに、確定申告など、税務が初めての方には、間違いやすい事例について、お伝えしています。

経理のやり方については、スクリーンショットを多用するなどして、理屈とともに、具体的な操作をお伝えして、ご自分でできるようになっていただきます。
ひとつひとつの仕訳の意味からご説明することも可能です。

ひとつの根本的な考え方を学んでいただき、あとは、それに基づいてご自分で判断できるようになっていただく。
そして、行動していただくことがいちばんです。

また、お客様からご質問やご感想をいただけるのも、ありがたいものです。
何にお悩みなのか、何がよかったのか知ることは、次回のお客様に合わせた教え方に役立つからです。

講座形式でも、一対一の単発相談でも、そこは同じです。
教える仕事をお考えの方は、今回の記事を参考に、実施してみてはどうでしょうか。

近況報告

週刊連載の『ふつうの軽音部』を読む。たった1話にこれだけ盛り込めるの、すごすぎ……。

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