今回は、事業者の所在地のお話です。
最近はインボイスがもらえるようになったことで、法人の登記上の本店所在地を知る機会も増えました。
お店の本店と登記上の本店がぜんぜん違う場所にあったり、同じ住所に2法人あってグループ法人体制なのが分かったりします。
店名と法人名が違いすぎて、この番号の入力合ってたかな? となることもしばしば。
あと、知っている会社名は本部に過ぎず、インボイス登録番号は販売会社となっており、社名が異なる場合もありました。
国税庁法人番号公表サイトで所在地検索ができる
国税庁法人番号公表サイトでは、法人のデータを都道府県別にダウンロードすることができます。これを住所別に眺めてみると、なかなか面白いです。
もちろん、現状稼働しているかどうかまではわかりません。清算結了する手間・コストを考えて休眠しているものも多いでしょう。
また、登記上の住所をそこにしている、というだけのものもあります。
ということを前提にして、一度、近所の住所を調べてみてはいかかでしょうか。ダウンロードファイルは非常に大きいので、検索画面で次のように入力することで、同じ町内の法人をかるーく知ることができます。
丁目・番地で検索してみると、意外とたくさんある法人
上記画像のように、日限山にある法人を検索すると、241件ありました。このエリアはほとんど住宅街なので、ちょっと意外な感じもします。
このデータは法人のみなので、個人事業者のことは何もわかりません。
ただ、個人事業主でも同業者団体(日本〇〇協会など)がある場合、同業者団体のホームページで事務所所在地が公開されている場合があります。
(団体や、同じ団体でも地域支部によっては、公表していないところもあります!)
あなたのビジネス、「その町内」で唯一かも
同業者団体のデータベースでも、地域データを眺めてみると、いろいろアイデアが浮かんでくるでしょう。
とくに同業者団体のデータだと、自社(または、個人の事業)が、その町内・番地でしぼったときに、唯一!となる可能性があります。
唯一になるまで、「〇丁目」と絞ってみてもいいかも。
もしいいところが見つかれば、「〇〇町唯一の△△屋さん」というアピールができます。「〇〇で唯一」となれば、△△がほしい人はそこに行くしかありません。
その後、同業者が同じ町内に出てきてしまったら、使えないですけどね……。ちょっと注意が必要ですが。
自社が唯一になるためのアプローチとして、所在地・住所に着目してみませんか?
今日の鎌倉
- 5年くらい通っているジャズ喫茶「Jazzの泉」へ
- 春休みシーズン、大混雑の小町通りですが、ここはあまり変わらず
- そういえば、ここも小町通り唯一のジャズ喫茶ですね