マイナンバーカードは、更新が必要です。
- 5年おきに電子証明書のみの更新
- 10年おきにカードそのものの更新
電子証明書は、2種類あり、パスワードも2種類あります。
- 本人であることの証明 4桁の数字(暗証番号)
- 署名をしたことの証明 長い英数字(暗証番号)
なお、マイナンバーカードを作ったときに、電子証明書を不要とした人、16歳未満の人には、この電子証明書・パスワードの設定はありません。
(16歳未満は、本当に自分の意思で署名したか分からないという意味)
カードそのものには、顔写真があるため、10年経つと顔も変わっているだろうということで、更新が必要となっています。
したがって、成長中の未成年者は、顔が変わりやすいので5年おきに更新です。
いまは、赤ちゃんの写真でマイナンバーカードを作った人も多いと思いますが、5年どころか、1年で写真は何の証明にもならないですね……。
これだけマイナンバーカードが普及して、今後、更新事務量が激増するでしょうが、役所は対応できるのでしょうか。
有効期限と、更新手続きの開始日
マイナンバーカードを作ってから、5回目の誕生日が、電子証明書の有効期限です。(日本人の成年の場合。以下同じ)
同様に、10回目の誕生日が、マイナンバーカードの有効期限です。
これらは、カードの表面に記載があるので、基本、実物を見ればわかることになっています。
マイナンバーカードの更新期限は、同時に電子証明書の偶数回目の有効期限でもあります。
それぞれの有効期限の3カ月前の翌日から、更新手続きができるようになります。
10月1日が誕生日で、2019年12月1日にマイナンバーカードを作った人の場合、次のようにスケジュールされます。
電子証明書の2回目の更新時期は、カードの更新時期と同じになります。
内容 | 日付 |
初回発行日 | 2019-12-01 |
誕生日 | 1980-10-01 |
電子証明書有効期限 | 2024-10-01 |
カード有効期限 | 2029-10-01 |
電子証明書更新手続開始 | 2024-07-02 |
カード更新手続開始 | 2029-07-02 |
横浜市の場合の更新手続きは
横浜市の場合、手続開始日の数日前に、郵送でマイナンバーカード(電子証明書)の更新案内が届きます。
マイナンバーカード予約システムのサイトに行き、以下の流れでまず、役所に行く日を予約します。
マイナンバーカードの予約について 横浜市 (yokohama.lg.jp)
- 案内書類に記載のID/PWを入力してログイン
- 新規予約 をクリック
- 買う人事項・受取り予約を一読して「同意」にチェック
- 電話番号、メールアドレス(2回)入力
- 交付場所は、お住まいの区役所か、区内のマイナンバーカード特設センターを選択
- カレンダー内の希望する日時を選択
- 予約を確定すると、メールが届く
区役所で行うこと
あとは予約した日時・場所に、以下のものを持って行くだけです。
- マイナンバーカード
- 郵送できた予約ID通知書
- 本人であることの証明 4桁の数字(暗証番号)
- 署名をしたことの証明 長い英数字(暗証番号)
区役所の場合は、「戸籍課」に行きます。所要時間は15~20分くらいで、待っている人がいなければ、意外と早く済みます。
横浜市港南区役所(港南区民の方)なら29番窓口へ。予約時間より多少早めについても大丈夫です。
機械で番号札の発券はしませんので、ちょくせつ窓口の方へお声がけし、フリガナ・電話番号を書き、マイナンバーカードを預け、番号カードをもらって待ちます。
しばらくするとPCのある席に案内されますので、そこで、4桁の暗証番号と英数字の暗証番号を入力すれば、作業は終わりです。
マイナンバーカードを返却してもらいます。「電子署名書の写し」という書面ももらえますが、もらわなくてもよいです。
注意点は、電子証明書更新してから24時間は、マイナンバーカードでネットの手続きができないことです。申告期限当日に更新に行くことにならないようにしましょう。
電子証明書の更新をしないとどうなるか
電子証明書の更新をしなかった場合、
- マイナンバーカードは、カードの有効期限まで、本人確認書類・個人番号確認書類として引き続き使える
- ただし、e-Taxなど、カードリーダーやスマホに読ませてネットで申請・申告などができなくなる
という状態になります。
それでは持っている意味がありませんので、「マイナンバーカード有効期限のお知らせ」の封書が届いたら、できるだけ早く更新手続きを済ませてしまうことをおすすめします。
いざ、電子署名して送信! というときに期限切れになっていたら、電子申告などができず、あわてて郵送する……という事態にならないようにしておきましょう。
昨日の読書
税務調査本を読みました。調査官は、新人のうちに、優良な会社に行かされて、「本物の資料」というのがどういうものが学ぶのだそう。
私も昔、税務調査じゃないけど、調査の仕事をしていたので、やりかたが同じだなーと思いました。
ちなみに、国税専門官の試験を受けたこともあります。筆記は通って、面接で落ちましたが……。