税理士というと顧問とか、確定申告代行とかというイメージがありますが、私は単発の相談を好きで受けています。
金額的には、単発相談はさほど大きくはならないですが、それだけにご利用いただけやすいところもあります。
ご依頼を受けてみると意外に大変だったりするので、値付けは難しいですが、相談のパターンごとに料金をいただくとちょうどいいです。
2パターン・3パターンを組み合わせたご相談だと、こちらの仕事量も増えるので、単発よりも継続サービスのほうがよいかと考えています。
創業期の取引、会計ソフトにどう入力するか相談
今年になってから多いのが、これから開業する、または、開業して2年以内の方からのご相談です。
独立開業すると、会社員時代にはやらなくて済んでいた会計ソフトの入力業務が発生します。
が、開業した年が、いちばんその入力が難しい時期なんですよね。
設備投資や、そのための融資を受けるなど、単純に入出金が売上・費用にならない取引が殺到する時期が、創業期なんです。
それなのに、会計ソフトを使い始めの人に、その難しい処理を要求する。
最初を間違えると、あともずっと違うので、その難しい部分だけ聞いていただくのは歓迎です。
この仕事では、もととなる書類から、仕訳の入力までをサポートしています。
同じようなパターンで、不動産賃貸業で物件を取得した年がいちばん難しい、というものもあります。
できた決算書は正しいのか相談
入力はできるのだが、決算書をチェックしてほしい、いくつか質問したいことがある、というご相談のパターンです。
この場合は、主に仕訳帳・元帳から決算書の流れをチェックします。
また、決算書・申告書のドラフトだけをさらっと眺めていると、おかしいところに気づくので、ご質問されていない点にもコメントをしています。
いわゆる決算書レビューも好きです。
勤務時代には、過去にご自分で提出済みの確定申告書をチェックして、次回以降に活かすためのノウハウをお伝えする仕事もしていました。
このパターンでは、取引関係書類から仕訳帳・元帳への入力自体は、チェックはしません。
あとは、インボイスに登録して初めての消費税申告なので、やり方にお答えしたこともありました。
独立開業、開業して間もない方の相談
初回相談に限って、料金を下げているので、ご興味があったらすっとご依頼できるようにしています。
横浜市内の方なら対面で、遠方の方ならZoomで。
法人か個人か、個人と法人との違い、会社設立にはまず何をするか、ご説明しています。
いまは、ネットで調べられるので、ご自身でかなり掘り下げていらっしゃる方も珍しくありません。
ただ、意外に誤解や、混同されていることも多いもの。
特に独立2年目以内の方には、短期集中で知識をお伝えして、スムーズな船出をサポートできればなと考えています。
独立してわからないことだけ、税理士に聞いていただく方法もあるのです。
最終的には、税理士抜きでも、ご自分で判断ができるようになっていただけたらうれしいです。
編集後記
小冊子のWebお申込みが貯まっていたので、発送準備作業。明日、郵便局に行く用事があるので、まとめて出してきます。
『横浜ではたらくフリーランスの守りの種』という名前のフリーマガジンですが、なぜか市外の方からのお申込みが多いです。
メール相談のお客様に回答メールを送信。
税理士会の会報誌の編集後記の依頼がメールであり、即、原稿を返信しました。こういうのをパッと書けるのがブログを365日書いていることの成果でしょうか。