RPA Power Automate Desktop で 確定申告書等作成コーナーの入力をするコツ

私は毎年、 Microsoft Power Automate Desktop で、確定申告書等作成コーナーの入力をしています。

Excel で作成したデータをブラウザにどんどん入力してくれるので助かります。

3つのコツがありますので順番に紹介します。

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データの準備

そもそもデータの準備が必要です。

会計ソフトから、月別推移表をエクスポートします。
freee会計なら(以下同様)、会計帳簿→損益計算書(月次)です。
出力時の注意点は、勘定科目の表示:決算書表示名(小カテゴリー)にしておくことです。

取引先別の売上高も必要になります。
分析・レポート→収益レポート・取引先別をCSVエクスポートしておきます。

次に取引先マスタ。
マスタ・口座→取引先 から、CSVエクスポート。
ここでは、得意先と仕入先について、市町村以下の住所情報が必要ですので、あらかじめ、マスタの情報を整備しておきましょう。
住所は、法人番号を入れた本店所在地で、丁目や番地は「ー」(全角ハイフン)、数字は全角数字にしています。
RPAの動作を安定させるためです。

あと、貸借対照表も必要です。
会計帳簿→貸借対照表 をCSVエクスポートしておきましょう。

フリーランスで源泉徴収されている方は、得意先別の源泉徴収税額の一覧が必要です。
私は、「仮払源泉所得税」という独自の勘定科目を作成し、取引先タグをつけて管理しています。
これをCSVエクスポートするには、分析・レポート→カスタムレポート に進み、次のような表の設定をしています。

  • 集計対象:BS科目
  • 集計する値:残高
  • 消費税の表示:税込
  • 0円行/列の表示:表示しない(年月を除く)
  • たて軸:取引先
  • たて軸・並び順:総計の大きさ順、降順
  • 総計を表示にチェック
  • 絞り込み条件:勘定科目:仮払源泉所得税

すると、取引先別の源泉徴収税額の一覧がCSVでエクスポートできます。

データの加工

データの加工は、最初は大変ですが、一度作ればずっと使えます。

月別売上仕入については、xlookup関数で、横1列の推移表データを、縦1列に変換すれば、使えます。
検索語句は、freeeの出力結果と同じ、Jan-25といった日付形式にすればOKです。

家事消費・雑収入は除いた売上高を集計します。これらは別途集計。
xlookup関数の集計結果が、元の損益計算書(月次)の合計額と一致していることを計算式で分かるようにしておきます。

YouTube:横1列のExcelデータを縦にする関数(会計ソフトのインポート、データ分析用に)

売上明細(取引先別)の取引先名と売上金額とは、もともとのCSVエクスポートデータが、金額の大きい順になっているで、関数を使うまでもなく、それぞれ単に = で上から順に参照するだけでOKです。

ただ、住所データがいるので、社名からxlookup関数で取引先マスタを検索して、上位4社の住所を入力するようにしましょう。

さいごに、上位4社以外の売上先の計を入れる必要があるので、これは計算式で算出しておきます。

経費についても、決算書表示名の勘定科目でxlookup検索し、金額を転記。
青色申告決算書用には、なるべく独自科目は作らないほうが、RPAを生かせます。

貸借対照表も、xloopup関数で、期首(1月1日)と期末(12月31日)の金額を転記。
独自科目がある場合も同様です。

ここであらかじめ、期首と期末の資産の部=負債・資本の部 になっていることを、Excel上で確かめておきましょう。

源泉徴収された税額は、青色申告決算書の入力ではなく、確定申告書の入力で使います。
先ほどカスタムレポートで出力した得意先別の税額をベースに、xloopup関数で法人名で検索し、収益レポートのCSVから売上高を入力すます。

あわせて、取引先マスタから法人別の住所を入力します。

データの入力

これでデータを揃えれば、Power Automateで入力していくだけです。
(もちろん、フローは作っていただく必要があります。このブログやYouTubeでもノウハウを上げているので参考に→RPA・マクロ – 税理士 木村将秀のブログ

コツは、Power Automate は、フローの一覧画面から起動すると動作が意図通りにならないことが多いので、編集画面を開いてから、実行します。

ただこの編集画面が起動するのが遅いので、あらかじめ開いておくようにしましょう。

また、Excelからの読み取りですが、これは、読み取る対象のExcelを起動したままでも読み取れます。
もととなるデータから、読み取り用の特定のBook1.xlsxに読み取るデータだけ貼り付けて、どんどん読み込ませていきましょう。

独自科目がある場合は、RPAを作り込むのは手間なので、Excelのセルをコピー→フォームにペーストで入力してもいいでしょう。
文字列選択モード(F2)にしなくても、セルを単純にコピーするだけで、計算式があってもフォームに値貼り付けされます。

いや、freeeの確定申告機能アップデート後なら、やらなくていいのでは?
アップデートは、例年1月23日頃になるので、1月5日に確定申告をしたい場合は、こういった工夫をすることになります。

はやく税金を払って、残ったお金を自分のものとして確定させてから、2026年中に使えるお金を確保し、早期に投資計画を立てていきましょう。

近況報告

夕飯は寒いので「ほうとう」でした。山梨に旅行に行ったときのことが思い出されます。
包装に書いてある文章によると、やはり甲斐の御屋形様が普及に関与していたとのことです。
山梨県民の武田信玄愛は強く、歴史博物館に「武田家家臣団の子孫の方はお申し出ください」とあって、圧倒されたものです。
ちなみにうちの家族旅行では、新潟(上杉謙信)、長野(川中島)、山梨(武田信玄)に行ったことが。
あと、愛知(桶狭間古戦場公園など)も。

1日1新:freee会計 カスタムレポート