とかく濃醇という味の日本酒は少数派です。みんなビールみたいな日本酒が飲みたいのかな。売り場を見ると、8割がた淡麗と書いてあります。あとは、中口と、濃醇。
これらの日本酒は、同じジャンルのお酒とは思えないくらい味が違うので、日本酒が苦手だったという方は、この3つのタイプが異なるものを試してみてほしいです。
この「濃醇旨口 越の寒中梅」というお酒は、「越乃寒梅」の類似商標みたいですが、濃醇の何たるかが楽しめるお酒です。
メーカー公式サイトの説明文は、「お米の旨みが充分味わえるしっかりとした味の濃い純米酒」。「味が濃い」が濃醇日本酒のキーワードです。
濃醇・中口に位置しますが、中口にありがちな味のしないお酒とは違い、しっかり味のするタイプです。のど越しも、辛口といっていいくらいの刺激があります。
なんなら、朝日山(純米酒)に近い。それが税込み1,100円(4号)とお手頃価格。濃醇の入門に最適と思いました。