地方税お支払いサイトで住民税(普通徴収)をカードで払う

地方税お支払サイト」は、2023年3月1日オープン、同年4月1日サービス開始で、自動車税のお支払などにすでにご利用の方もいらっしゃると思います。

住民税(普通徴収)をクレジットカードで納付していた方は、今回、令和6年度課税分(2024年6月以降納付分)から、支払うサイトが「地方税お支払サイト」に変更になりました。

これまでは、自治体ごとに住民税のカード払いの手続きを行っていたのですが、一本化された形です。

なお、納付書にあるeL-QRコードを読み込む方式で納税できますが、PCのカメラは認識しにくいので、スマホのカメラでの読み取りがおすすめです。

万一、一度読み取ったQRコードをもう一度読もうとしても、エラーとしてはじいてくれます。しかし紛らわしいので、キャッシュレスで納付済みの納付書は、×でも付けておきましょう。

PCの場合は、納付書にある次の4つの番号を入力する方法がスムーズです。

  1. 収納機関番号
  2. 納付番号
  3. 確認番号
  4. 納付区分

納付方法はネットバンクかカードがおすすめ

お支払い方法ネットバンクメリットデメリット
クレジットカードいらない引落し日まで時間がかせげる。ポイント還元も要手数料がかかる
ネットバンクいる手間が少ない即日引落しになる
口座振替(ダイレクト方式)いらない(ネット手続きの場合は、いる)引落し日を指定できる郵送で1カ月前に事前登録。納付時にログインが必要
ペイジー番号発行ATM払いいらない会社の外に出られるATMまで行く必要あり
口座振替いらない(ネット手続きの場合は、いる)手続き1回だけで原則OK(地方税お支払サイトは使わない)

納付方法は4つありますが、手間がかからないネットバンクがおすすめです。

ネットバンクを利用していなければ、ダイレクト方式=ダイレクト納付ですが、別のサイト(eLTAX)のアカウントを取り、口座登録用紙を作成し、郵送が必要……ということでネット完結できないので、おすすめしにくい。

普通徴収の住民税なら、自治体で振替納税(確定申告の所得税と同様)もできるので、そっちのほうがよいでしょう。

住民税の振替納税については、「地方税お支払サイト」ではなく、各自治体のホームぺージをご確認ください。これもネットで完結します。

Web口座振替受付サービスで申込む 横浜市 (yokohama.lg.jp)

クレジットカードで納付する場合

今回は、新たに「地方税お支払サイト」を使うことになったクレジットカード納付について、解説します。

まず注意点。システム利用料がかかります。1万円までの初期費用が40円、その後は、1万円ごとに83円または82円が、交互に加算されます。手数料率はおおむね 0.836%です。

昔は消費税率が8%だったので、82円加算だったのですが、10%に上がったせいか、82円・83円交互加算方式になってしまいました。

クレジットカードの基本ポイント還元率がこれより低くても、納税によってボーナスポイントが1,000円つくとかなら、カード払いでもそれほど問題ないかと思います。

住民税(普通徴収)を払うなら、「前期(1期~4期合計」の納付書で一括払いしたほうが、初期費用が1回で済むので、わずかにお得で、手続きも1回で済みます。資金繰り事情に応じて分割払いでもよいでしょう。

スマホで納付を行う場合は、ブラウザのポップアップブロックが作動するとエラーになりますので、OFFにしておきます。

地方税お支払サイトのシステム利用料のインボイスは?

いちおう、インボイスのことです。

カード払いのシステム利用料は、課税仕入れなので、一般課税を選択する方は保存が必要です。

スマホで納付後の画面のスクリーンショットを撮って、クイック共有でPCに送るか、クラウドに保存しておけばよいかと思います。

サイトでもスクリーンショットを撮るように促されるので、忘れないようにしましょう。

簡易課税・2割特例の方、前年売上高が1億円以下で1万円未満のインボイス保存いらず(少額特例)の方は、保存しなくてもよいです。

ただ2割特例のつもりで、消費税が還付になるとして一般課税で申告する場合は、保存が必要だったりしますが……。


昨日のはじめて

my route アプリ。キャンペーン期間中で、横浜市営地下鉄・市営バスの1日乗車券が300円で買える。タダ同然! でも、電子チケットを駅員に見せて通るというアナログ仕様……。