税理士を探す

もともと勤め人だった方が独立して、税理士に頼もうと思ったときに困るのが、知っている税理士がいないことです。

私も新卒で務めていたときは、税理士の存在は知らず、仕事先の新聞屋さんからその名称を聞いたことがあっただけです。

税理士探しで最初に注意点を挙げると、「本物の税理士でない」という嘘みたいなケースがあります。

名前と事務所所在地を確認したら、税理士情報検索サイトで、本物の税理士かどうか確認したほうがよいかもしれません。

税理士の探し方を書いてみます。

当事務所の営業エリア 横浜南部

紹介してもらう

利用したことのある不動産会社や保険会社に紹介してもらう方法です。

こういった会社は、提携している税理士がいるものなので、誰かしらは紹介してもらえるでしょう。

金融機関や、商工会議所なども紹介してくれます。

多いのが、先に独立開業した先輩が依頼している税理士を教えてもらうという方法です。

問題は、本当に自分が希望するような人を紹介してくれるとは限らないことです。

大手不動産会社や建設会社は、紹介する税理士が都心の事務所だったりしがちです。

近くの人がいいとか、顔の見える人がいいとか、そういう希望には沿わないかもしれません。

また、通常1人しか紹介してもらえないでしょうから、料金を聞いたとき、それが高いか安いか判断がつきませんし、予算を超えていたときに困ります。

ネットで複数の見積もりを取る

そこで、複数の税理士から見積りを取れるサイトを利用する方法があります。

同じ依頼内容であっても、最安値と最高値とで2~3倍の開きがあったりするものです。

相場観は掴めるかもしれません。

ただ、応募してくる税理士事務所の所在地であるとか、税理士の年齢層であるとかが、希望に沿ったものとは限りません。

まあネットなので、いくつか応募があってもピンとこなければ、いったんスルーしてもよろしいかと。

税理士である私は、こういうのに応募したことはありませんが……。

「税理士 地名」で検索して、ホームページやブログで税理士の雰囲気を掴むということもおすすめします。

同じ沿線で探す

近所の税理士を探す、というものも王道ではあります。

駅周辺を歩いていれば、税理士事務所の看板がいくつか見つかるものです。

事前に電話をして、アポを取って会ってみる。あるいはホームページを探してフォームから打診してみる。

ホームページのない税理士が多いことには注意が必要です。

それでも、いかにも昔からありそうな事務所に連絡したら、「新規は受けていない」と断られるケースもあります。

他に、近隣の税理士を探す方法は、地元の税理士会の支部事務局に連絡して、税理士の紹介を依頼することです。

これが、紹介×近所×自分との適合性 で、おすすめの方法です。

税理士会の支部で行う税理士紹介は、あなたに合う税理士を探してくれますし、地元の支部なので近隣の税理士が選ばれることになります。

(税理士会支部では、税理士の名刺などをもとに、その依頼が得意そうな人を選びます。私は、「自宅の売却」を名刺に入れていたので、譲渡所得の紹介を2回受けたことがあります)

後日、選ばれた税理士から連絡がきます。

ネットで相場観を調べてからなら、料金についても判断しやすいでしょう。

編集後記

有料メルマガを購読してみました。あとはいらない本やCDを売る・捨てるの分別を。

昔、大好きだった著者の本も、本当にマスターすると、その本を処分することに何のためらいも感じないのは面白いです。

興味関心は、けっきょく今、一番ドキドキするものに移ろっていくんだなあと思います。好きな仕事や遊びがあると、それ以外の趣味は色あせていくものですね。