国税庁「確定申告書等作成コーナー」(ふつうの人は、「e-Tax」と呼ぶ)は、「自分で確定申告」の流れをつくる、よくできたシステムです。
ネットで「作成コーナー」で検索すれば、だいたいたどり着けます。Bingだとトップに出てこないですが……。
ただ、いろいろな人を受け入れるようになっているため、入口が非常に複雑です。
操作もけっこう難解です。クリックしないと開かないフォームが多すぎて、入力箇所に気づけないところがあります。

対応ブラウザ
対応ブラウザは、Mac/iPhoneはSafari、AndroidはChromeです。
標準ブラウザを、上記のものに設定しておきましょう。
スマホ申告の場合、入り方としては、LINEで国税庁公式アカウントを友だち追加して、メニューから行くのがいちばん速いです。
Windowsの場合は、Edgeです。マイナンバーカードを使わないなら、Firefoxにも対応しています。
マイナンバーカードか、書面か
いちばん楽なのは、マイナンバーカード+暗証番号でログインです。
しかし、暗証番号を何度も間違えてロックしてしまった場合、ログインできません。
二つの暗証番号のうち、ひとつだけがロックされた場合なら、スマホにアプリを入れてコンビニで暗証番号をリセットできます。
マイナンバーカードのパスワードをコンビニで初期化 | 公的個人認証サービス ポータルサイト
二つともロックされてしまったら、役所に行くしかありません。
役所に行けない場合は、書面で申告しましょう(または、税務署に出向けるなら、後述のID・パスワード方式)。
スマホの場合、最後にダウンロードしたPDFファイルを、PrintSmashといったアプリを使って、コンビニコピー機で印刷することになります。
「マイナンバーカードをお持ちですか?」という質問には、持っていても「持っていない」と回答すれば、書面(郵送・窓口提出・税務署の時間外収受箱に投函)で申告できます。
ID・パスワード方式か
マイナンバーカードが使えなくても、e-Taxで送信したければ、ID・パスワード方式も選択肢です。
事前にe-Taxの利用開始届出をした方は、利用者識別番号と暗証番号が発行されています。
ただ、これを単純に入力しただけでは、ログインできません。
マイナンバー通知カードと運転免許証・保険証・パスポートなどの組み合わせで、税務署の窓口で本人確認を受け、ID・パスワード方式の届出を提出する必要があります。
過去に、確定申告会場で税務署のパソコンなどで送信したことがある方は、このID・パスワードが「重要書類」という名前の書類で発行されているので、それを使えます。
ご自分で確定申告をする場合のノウハウも、仕事(単発相談)としてお伝えしています。
編集後記
仕事の合間に、小冊子を郵送したり、お客様に来年の手続きのお知らせをレターパックで送ったり。
行きつけの本屋さん、リスニングバーやゲームセンターに立ち寄りつつ。