仕事用の本(実務書)いつ、何を、どこで読む?

横浜市港南区の税理士、木村将秀(きむら・まさひで)です。

私が税理士になったきっかけの一つは(たくさんあるのですが)、その仕事に必要な本が多いからでした。
本好きなので。

TBSラジオ「菊地成孔の粋な夜電波」の最終シーズンに、タックスブックスというラジオネームで投稿し、読まれたこともあります(ステッカー持ってます。サイゼリヤの間違い探しネタで)。

ただ、仕事の本は、趣味の本とは選び方や使い方に同じところ、違うところがあります。

どんなお仕事でも、本は必要です。
仕事用の本の活用術をまとめました。

日本大通りのカフェドゥラプレスにて

実務書はいつ買うか、いつ読むか

仕事に必要な本を無駄にしないコツは、買うタイミングにあります。

仕事の依頼があってから、参考になる本を買うのです。

依頼を受けると、本を探す目が鋭くなりますので、その状態で書店に行くのが、よい本を見つける方法です。

すると、依頼がある→本を買う→サービスを提供する という流れになりますが、ではいつ読むか。

サービス提供の直前が、一番効果が高いです。集中力が高まるからです。

仕事の難度によりますが、前日・当日あたりがおすすめです。

実務書の選び方

じつは、私の実務書の選び方は、趣味の本やCDの選び方と、あまり変わっていません。

好きな著者の本を買う。それも全部買う。以上です。

趣味では、村上春樹の本もほぼすべて買っています(翻訳等で一部買っていないのがありますが)。

好きなミュージシャンのCDは、全部買っています。
bohemianvoodooも全部(ライブ会場限定盤も含め)持っていますし、マイルス・デイビスのCDもだいたい買って、よいと思ったCDを残して売っています。

仕事に直接役立つ本であっても、やはり、著者によって、役立ち度が違うはずです。
血肉の入った、実感のこもった実務書は、何度でも手に取ります。

伝聞中心の、制度を解説した本は、あまり役立ちません。

今日もやはり、好きな著者の本が仕事で役立ちました。
改訂版なのですが、オリジナル版も含め10冊以上持っているシリーズです。
偶然、税理士協同組合の書店で見かけ、立ち読みもせずに買ったものです。

(業界団体の入っているビルにある書店では、定価の10%OFFで安く買えます)

実務書のどこを読むか、どこで読むか

どんな分厚い本であっても、いま、依頼を受けている仕事に必要な部分は、15%くらいではないでしょうか。

だったら、1時間程度でも読み切れるはずです。

仕事の実行前に、目次から、必要な部分を拾って読んでおきます。
本当に使えるページには、しおりを挟んでおくのでよいでしょう。

仕事の実行時に、そのしおりで見込んでいたページを実際に使えれば、事前の見込みが正しかったことになります。

実務書を読むのは、私の場合、自宅よりもカフェのほうがはかどります。

店主さんと言葉を交わしつつ、コーヒーを飲みつつ、1時間後の仕事のために、リラックスしながら本を読む。
すると、なぜか、いま必要な情報が浮かび上がってくるものです。

仕事の請負・完成の段階では、じっくり本に向き合い、条文(原文)に立ち戻り、事実と照らし合わせることは必要ですが、まずは、当たりをつける力を高めたいものです。

仕事の本選び・読書に時間をかけずに、仕事に生かせるようにしていきましょう。

近況報告

午後から本郷台に出かけて、以前にお会いしたNPO代表の方から誘われていたイベントを見に行きました。
その後は、相続税の単発相談でお客様と。

1日1新:世界早産児デー写真展(神奈川県立地球市民かながわプラザ)