為替差益か為替差損か
為替差損益。トクするのかソンするのか、直感的に分かっていると処理が速くなります。
覚え方はかんたんです。「輸出企業は、円安で儲かる」。ニュースとかでよく聞く言葉ですね。これだけ覚えれば十分です。輸出したら資産が手に入る。その後、円安なら為替差益。あとは覚える必要はありません。この裏返しで簡単に答えがでます。
資産 | 負債 | |
円高 | 差損 | 差益 |
円安 | 差益 | 差損 |
金額はいくらか
受入 | CR | 払出 | HR | 損益 |
200 | 120 | 200 | 110 | 2,000 |
300 | 100 | 300 | 110 | △3,000 |
為替差損益の金額の出し方が分からなくなったら、棚卸資産の譲渡損益の計算に置き換えて考えます。数量×単価です。
外貨建会計では、数量が外貨の金額で、単価が為替レートです。受け払いのときは、数量×単価の差額で出すのが公式みたいになっています。これは、棚卸資産会計同様、受け払い数量が常に同数だからですね。