『財務会計講義』(桜井久勝、中央経済社)は、ページ数を増やすことなく(448頁)毎年内容が更新される本として知られています。自らページ数に制限を課すところ、共感します。制限をかけなければ、残すか捨てるかの判断基準が磨かれません。
これはCDコレクションも同じです。上限100枚としなければ、聴くべき/売るべきCDを判断する力が身につきません(by 中山康樹)。
第21版で、収益認識基準の解説が入ったので、大幅に内容は変わっています。第22版では、IFRSにおける「リース会計の新しい考え方」が追加されました。
それ以外で、いつから変わったのかは不明ですが、ぱっと気づいたところをご紹介します。第15版のp.164は完全に白紙のページだったのに、第22版のp.164は、そこに「仮想通貨」が加わっています。どちらも、p.165から第8章に移るところが同じ。すごいなあ。あと旧版の誤字脱字も直ってたりします。