全部しまう、という整理法

モノは増え続けてしまいがちです。

そうすると、必要なものが陰に隠れて、見えなくなってしまいます。

必要なものを探し出す時間は、減らしたいものです。

そのための方法として、出ているものをいったん全部しまう、をおすすめしています。

今日さっそく開けた棚

本棚のスペースをつくる

仕事をしていると、いろいろな情報が入ってきます。

リアルセミナーの資料、実務書、仕事に関係した好きな著者の本。

こういったものが書棚や視界を埋めていないでしょうか。

いったん、本棚から出して、押し入れにしまいましょう。棚の空きを作るのです。

棚が空いていると、そのスペースに今使わないものをさっと置けるので、仕事の快適さがアップします。

このスペースがいつまでもあったらいいのにな、という気持ちを大事にしましょう。

机にモノが出すぎていたら、それも見えない場所にまとめてしまいましょう。
机のスペースも、あれば便利です。

スペースがないと、モノを重ねて置いてしまい、「ない→探す」というトラブルを引き起こしやすくなります。
リアルのものは、一覧できる状態にしておくのが理想です。

押し入れから、必要になったつど、資料を取ってくる

いざ仕事を始めてみて、「このこと、あの本に書いてあったよな」と思ったら、その本を押し入れから取ってきます。

本を使い終わったら、本棚に入れます。

これを繰り返します。

すると、押し入れから1回も出されない本や資料が残されるでしょう。

いきなり捨てるかどうかの判断をするのは難しいです。
「もったいない……いつか使うかも……」と迷いも出るでしょうし。

でも、この方法で、使ったモノだけを本棚に入れるようにすれば、数カ月から1年も経てば、押し入れには、一度も使わなかったモノだけが残されることになります。

そうしたら、それは捨ててしまっていいでしょう。その「いつか」は来なかったのですから。

そして、本棚に戻された本や資料を、何度も繰り返し使っていることに気づくでしょう。
仕事に使うものは、案外限られているものです。

こうして、視界やスペースを確保して、真に使えるモノととも仕事をしていくことができます。

データファイルも同様

いまは、資料もデータがほとんどかもしれません。

紙媒体は、コンテンツとハードウェアが一体になっているだけで、コンテンツという意味ではデジタル資料も同じです。

ということは、これも、コンテンツファイルは、押し入れフォルダに全部入れてしまい、必要になったら、出す、でいいと思います。

データは、あえて削除しなくても、視界やスペースを圧迫しませんので、そのままでもいいでしょう。

あとで検索機能で見つけられるように、ファイル名は、ご自分の扱う分野名は入れておきましょう。

物理媒体でも、データ媒体でも、使うものは限られています。

そして、1年使わなかったものは、来年も使いません。

最初に全部しまうのは、意外に時間と体力を使いますので、休日にでも実行してみることをおすすめします。

すっきりした状態で、次の週を始めてみませんか。

編集後記

エアコン室外機の周辺の草むしりを。蚊も飛ぶ季節になったなと。
村上春樹『ねじまき鳥クロニクル 第3部 鳥刺し男編』までを久しぶりに読了。これ、すなおに面白い!

1日1新:タスク管理セミナーの受講