モノンクル新曲「二人芝居」に学ぶ 繰り返し・再利用

私は、モノンクル(旧:ものんくる)という夫婦音楽ユニットを、2011年頃から聴いています(当時は夫婦ではなかった)。

当初は、「菊地成孔の粋な夜電波(TBSラジオ)」の最初のシーズンに名前だけ出てきて、その後、出演、アルバムプロデュースされるなどの形で登場。

菊地成孔さんがソニー・ミュージックと契約するのと合わせ、2014年、ソニーに移籍。

菊地さんがソニー・ミュージックを離れたあとも、ソニーに在籍したまま2022年まで活動を続け、モノンクルもソニーを離れました。

最近リニューアル工事が行われた日限山公園

2023年→2025年の「二人芝居」

そして、久々の新曲、「二人芝居」が先日、配信リリースされたところです。
(現在、アルバム制作中とか)

モノンクル 二人芝居

レーベルが変わった影響か、最近はmoraなどで単曲販売はされなくなってしまいました。

でも、YouTubeで聴けます。

「二人芝居」は、じつは完全な新曲ではなくて、SONY Xperiaのプロモーション映像で2023年10月30日に1番だけが公開された曲です。

Xperia × MONONKVL – Special Live and Interview 二人芝居

レコーディングしなおし、歌詞の再利用

このリサイクル・リユースパターンは過去にもあって、HOT POTがそうです。

リメイクバージョン
オリジナルバージョン

変わったところでは、「花火」という曲の歌詞だけを再利用した salvation(モノンクル最大のヒット曲)。

1番の歌詞だけが再利用 salvation

こういうことをするアーティストは珍しくて、それでいて詩も曲もよいので、長年聴き続けています。

当然ですが、あとのほうがちゃんと良くなっているのもうれしいものです。

こういうのは、ジャズ的発想だなあと思うわけです。

菊地成孔さんも、DC/PRGのライブアルバム6枚組(3セット+ダウンロード1セット)で、これだけ楽曲数があるのに、ぜんぶセットリストが同じというものを出しています。

昔のモダン・ジャズのミュージシャンで、新曲をつぎつぎ発表しつつも、1つの曲を8年くらい演奏し続けるのもふつうです。

「仕事としては、あり」な再利用

オリジナリティーが~とか、いろんな意見はあろうかと思いますが、こういう再利用は、仕事としては、ありだなと感じています。

私は、たまに大学で教えるボランティアをしていますが、その内容は、他の仕事に転用するようにしています。

大学の講義→ブログ、YouTube、有料の相談会・確定申告等々。逆ももちろんあります。

税理士の仕事は基本、繰り返しになりますから、いかに、再利用できるように仕事をしていくかにかかっています。

初回は大変でも、再利用ができれば、2年目以降がスムーズになり、よりお客様のお役に立てるサービスが提供できます。

読者の方も、将来の再利用を意識して、記録やExcel関数、VBA・GASコード、マニュアルなどを日々、残していくようにしてみませんか。
データがどこに行ったか分からなくならないよう、ファイル名を工夫して、保存を積み重ねていきましょう。

近況報告

今日は都内へ。税理士で集まったり、展示会に行ったり、20年ぶりくらいのゲーセン(秋葉原HEY)に寄ったり。
自宅ではひたすら「二人芝居」をヘビロテしています。

1日1新:freee Advisor Day 2025