教える仕事の始め方、教え方

12月19日に、井戸端デザイン室の主催で、「クリエイターのための確定申告講座&相談会」を開催します。

私に直接ご依頼いただいての勉強会は初めてで、光栄です。
個人のデザイナー、動画制作者など向けの確定申告勉強会です。

クリエイターのための確定申告講座&相談会 | Peatix

勉強会の会場 benten103(横浜市・関内駅近く)

勉強会の仕事を得るきっかけ

教える仕事で売上を立てる方法として、ひとつは、業界団体の主催で、税理士が大学生や個人事業主、社長に講義するという形で、業界団体から報酬を受け取れるものがあります。

教える場所や対象者は決まっているので、それが合えば手を挙げてみるのがいいでしょう。

今回は、個人のデザイナーと、そこに仕事を依頼したい人が集まるイベントに参加して、実際に事務所ロゴを作成していただいたことがきっかけです。

その事例を、主催者のホームページに掲載するという流れから、勉強会の開催依頼がありました。

教える仕事は何度かやっていたので、すぐに受けることができました。

まずは、そういった現役の事業者の集まりに飛び込んでみるのが、ひとつのきっかけになります。

仕事を得たら、次は、具体的にどう教えるかが問題になります。
私は2パターン試したことがあります。

参加者が知っていることを教える場合

話す内容を、参加者に寄せて話すことがあります。

参加者にとって身近な話題から入る方法です。

この場合は、教えたいことの肝となる部分を、考え方の枠組みを最初に伝えましょう。
そこは、参加者の知らない、新しい知識、理論的な部分です。

そのキーとなる考え方には、参加者はなじみがありません。
そこで、その考え方を、参加者にとって身近な事例に次々に当てはめてみるのです。

使ったことがない考え方でも、それを何度も使ってみてもらうことで、伝わる可能性が高まります。

参加者が知らない分野を教える場合

参加者にとって、未来のことを話す場合もあります。

参加者の誰もが体験したことがない世界の話です。
事例も知らないのに、理論が伝わるはずがありません。

その場合は、まず事例を大量に列挙して、そういう世界があるんだ、と知ってもらうようにしています。

リアルで体験したことがなくても、フィクションなら体験したことがあるかもしれません。

有名な小説や漫画、映画などを引いて説明するのも、一つの方法です。
その分野のニュースや、業界団体の統計・データを用いたりして、なるべくリアルに近づいていただくのです。

そこから、徐々に抽象的なところに入っていきます。
例えば、リアルでこういうことが行われているから、それに対応して、税金のルールがこうなっているのだと教えます。

話す仕事は、時間に限りがありますので、事前に主催者や参加者から、聞いてみたいことをヒアリングしておくのもいいでしょう。
それに沿って話しつつ、当日質疑応答をします。
話をした中から、具体的な行動として、メモを取っていただければ、講師冥利に尽きると言えます。

近況報告

NPO法人の顧問の公募があったので、いちおう手を挙げました。なんと、前任税理士の顧問料が、自分の料金表と同額だったので。
夜はTINK ARCADE横浜で、常連の方と対戦を。たまにしか勝てませんが、寒い冬でも、体はあったまります。

1日1新:NPO法人の顧問募集に応募