40代が生きていくために必要な「中二の魂」

スラムダンクが映画化されるなど、いまは90年代リバイバルの真っ最中。

40代の90年代といえば、中二(14歳)ころを中心とした時代だったのではないでしょうか。「中二病」とも揶揄される、よくも悪くも、異様に生き生きしていた時期です。

その頃は、いろんなことがあったと思います。とくに、他人から眉をひそめられるような趣味にふけったりした時期なのではないかと。

当時はまっていた音楽やゲームなどで、現在は、やめてしまった趣味もあると思います。

中二のときの趣味が、今も自分の心を揺さぶるなら

先日、「Wind Climbing ~風にあそばれて~」(1994)という曲がラジオから流れてきて、ふと涙が浮かんでしまいました。

YouTubeのコメント欄には、同じような大人たちのコメントが多数。中二のころに聴いた音楽が、大人になってから突き刺さるのです。

思わず、音源をダウンロード購入してヘビロテしてしまいました。

一方で、今、中二当時と同じものを体験して、まったく心に響かないものがあるのも事実。それは、自分のなかでリバイバルさせる必要はないと思います。

今でも心臓の鼓動を高鳴らせ、涙させる中二病時代のものと再会したなら、それは、40代以降も、生きていくための伴走者として連れていっていいのではないでしょうか。

この曲のほかには、自分にとっては、「サムライスピリッツ斬紅郎無双剣」(1995)がそれです。けして多くはありません。

40代以降は、中二のころのように、心を震わせることは少なくなってしまうもの。

自分の大事な魂(by 佐野元春)を思い出すために、懐古といとわず、当時の趣味を復活させるのも悪いことではないと思います。

自分自身の生きる気力をも、復活させることにつながるはずです。