将来の方針はどうするか?は「ルーツをだいじに」

営業や経営方針について、個人事業主の方はどう決めて、動くか。

私は、自分のルーツを大事にしています。

過去の自分の無関係な方向に進まない

先日、立教大学の学生向けに所得税法の講義(100分1コマ、10分休憩)をしたのですが、これも私が立教OBだから得られたご縁です。

立教大学は、私が学生だった20年前から、キャリア教育に力を入れていました。

20年経っても憶えているのが、「仕事と人生」という講義です。

もちろん細かいことは忘れてしまいましたが、「次の仕事は、前の仕事と関連のあるものを選べ」というのが教えでした。

ルーツを大事にしろということです。

仕事なんてろくにしたことのない学生にも、そのメッセージは強く響きました。そういうのがキャリアなのだと。

起業の基本は、いま勤めている会社と同業種で

現実にそうです。日本生活金融公庫で創業融資を受けたい。ラーメン屋で。

でも飲食店経験がない。なんで? と審査の方は思うそうです。

創業支援する部署では、基本、勤務していたのと同じ業種で起業することを想定しています。

ラーメンを食べるのが好きでも(私も家系ラーメンは好きです。年齢とともにもたれるようになってきましたが……)、楽しむのとやるのとでは別、真逆です。

マンガやゲームが好きでも、それは、好きにさせるように、楽しませるようにプロが手を尽くしているから、楽しませてもらっているだけであって、作り手側に回る素質があるというのとは、何の関係もありません。

作り手側に回る人は、だいたい、中学生のときから黙って作っているといいます。

『スイング・ジャーナル』編集長の故・中山康樹さん(私のジャズの心の師匠)は、中学生で雑誌を印刷所で作り、広告を取っていたと読んだことがあります。

私の大事にしているルーツ 黒歴史は存在しない

出身校は基本ですね。地元で仕事をしていると、中学・高校が同じだったという方によく出会います。

大学が同じ立教税理士会・士業の会にも顔を出させてもらっています。(会長、アイスコーヒーごちそうさまでした!)

新卒で入った会社は「一般社団法人(当時は経産省所轄の社団法人)」でしたので、特定NPO法人「税理士による公益活動サポートセンター」会員として、NPOなどの支援にも関わらせていただくようになりました。

昔は、ゲームという趣味は一種恥ずかしいと思っていたので(時代ですね)、1回捨てたのですが、もう一度拾ってみたら、また新しい人との出会いや再会がありました。

ジャズファンもかれこれ15年以上やっています。横浜市内のジャズのお店は結構行きましたが、新しいお店も次々にできていて、初対面の人とジャズの話で盛り上がるのが好きです。

自分の過去の歴史を、黒歴史といって切って捨てるのはもったいない。「それを すてるなんて とんでもない!」の精神で、過去得たものを携えて、先に進んでいきましょう。

編集後記

異業種交流会へ。同じところに3回行くと、だいぶ慣れてきました。他の方のように、もっとギブできるといいかな。

今日のはじめて ジャズバー Bar Antibody(関内)、ネットフリックス「地面師たち」全7話なのでまだ途中です……。