会計的雪かき仕事を受けるかどうか

今日は税理士会の関係のお仕事のお声がけをいただいたので、受けることにしました。

村上春樹さんのいう、雪かき仕事です。会計的雪かき。

そこに雪のように白いページがあるから、誰かが文字を書き入れて、雪かき跡のように黒くしないといけない。

という仕事が、税理士にもあるのです。

受けるかどうかは時間と利益を見て決める

何でも受けているように見えるかもしれませんが、一応計算はしています。

まずは所要時間を分単位で見積もります。

今回はときどき出向いて行う仕事なので、徒歩・電車移動・実務の時間を合計しました。

次に報酬から、電車の往復交通費を引いて、1回あたりの粗利を出します。

次に、年間の仕事回数を依頼内容から見積もって、その回数×1回あたりの粗利で、売上総利益を出します。

この仕事を受けるにあたって、仕事の有無にかかわらず発生する固定費があるので、売上総利益からマイナスします。

すると、年間の純利益予測が求まります。

お好みで、この年間純利益を、先ほど出した所要時間で割れば、時給も出ます。

とはいえ、移動時間は本も読めるし、セミナー音声も聞けるので、実際はもうちょっと割がいいのかなと。

経費で大きな本屋さんにも行けますし、ふだん見られないものが見られるし……と考えたので、受けることにしました。

仕事の回数が多いほど、年間純利益・時給も増える計算になります。

税理士の仕事は、時間が重要

記帳代行(経理のアウトソーシング)も受けていますが、これもやはり、時間はかかります。

ネットバンクのデータを共有していただけたり、現金出納帳をExcelで作っていただければ、会計ソフトにCSVインポートか、それがなくてもRPAが使えますので、こちらが受けたほうが、お客様の時間が増やせます。

逆に、会計ソフトへの入力の手前段階がアナログだと、ちょっと厳しい。時間がかかるために、月額料金も高めでお願いせざるを得ないです。

そこは、うまく協力関係が築ければと考えています。

経理のパートさんを雇うのは、まず募集しても人がこないし、金額的にも税理士に頼むよりはるかに高くなります。

じゃあ、と最低賃金くらいで雇うと、結局短期間で退職されてしまうこともあります。

得意なこと同士で助け合いができれば、いいですね。

なんだかんだ、経理・税務は、こちらは楽しくやれますから。

編集後記

踊る大捜査線をネットフリックスでちまちま見ています。だいたい憶えているのですが……。