『正直不動産(リンク先は原案者コラム)』(夏原武・水野光博、ビッグコミックス)の13巻が出ました。借地権と底地権の話、税務では出てくるけれども、個人としてまず遭遇せず実感しにくい内容が、わかりやすく書かれています。
とはいえ、漫画だとすぐ分かった気になってしまいますが、ある程度は書籍で復習したほうがいいと思います。この不動産投資の利回りの話は、以前紹介した『大人のお金の遣い方』でも学べます。
この漫画の副読本に最適なのが、『サザエさんの「花沢不動産」はなぜ潰れないのか?』です。タイトルは「さおだけ屋は~」のもじりですが、活字で楽しく不動産業界が学べます。「ああこれ、担ボ物件のことか」とか「確かにトンチが大事だよな」と、部外者でも納得しながら読めるからです。
しかしこれ、絶版なんですよね。で、電子書籍版も出ていない。となると図書館で探すしかありませんが、漫画の理解を深めるのにおすすめです。