とかく、現状の延長線上で日々を生きてしまいがちです。
その自分を変えるキッカケは、自分の過去かもしれません。
前の職場の「今」に刺激を受ける
コロナが始まった頃、在宅勤務だ緊急事態だと言われても、私はあんまり危機感を持っていませんでした。
でもふと、前職のホームページを見ると、すでに在宅勤務を開始しているというのです。
これには驚いて、自分もやらなければいけないと思い、自宅用のデュアルディスプレイを買い、在宅勤務を始めました。
身近だったものが変化すると、他人事じゃないと思えるのかもしれません。
母校の同級生の「今」に刺激を受ける
べつに、同窓会に出たりはしないのですが、母校の同窓会名簿を買うのが好きです。
掲載拒否者や、住所が実家のままの者、そして住所不明者が多く、内容の正確さはかなり不明なところがあるのですが、いまの職場などが分かって結構面白く、見入ってしまいます。
最近、数年ぶりに最新版が出たのですが、それを見ると、数年前まで普通に会社勤めをしているようだった同級生が、亡くなっていました。
ほとんど話をした記憶はない人でしたが。この数年ということはコロナなのか、事故なのか。びっくりしました。
同時代に母校にいた者の中では唯一の死者でした。同窓会名簿で死を身近に感じました。古巣には、他人事と感じさせない力があるように思えます。
過去の趣味の「今」に刺激を受ける
昔はまったものの、就職や受験勉強で離れてしまった趣味。いったんやめてしまった自分とは異なり、やりつづけている人たちがいます。
そういう人たちの大会(ここでは対戦型格闘ゲームの大会のことですが)を見たりすると、やめずに続けていた人たちの熱気や強さに心打たれるものがあります。
一度ははまったものだから、そこに心が動くものが確かにあったはず。それをもう一度試してみると、新しい知識やテクニックが発見されていて、驚くことが多いです。
新知識で、ゲームのプレイスタイルも変えることができます。
びっくりするために生きて、生き方を変える
『メメンとモリ』(ヨシタケシンスケ)で、「幸せになるために生きているのではない。びっくりするために生きているのだ」というような文章があり、けっこう共感しました。
なかなか日常では、びっくりすることがありません。なので、変わらない生活が続いてしまいます。
そこで、びっくりして、行動を変えるためには、あえて過去に立ち戻ってみるというもの方法の一つじゃないかなあと思ったしだいです。
「温故知新」というやつですね。