インボイス登録申請書を、e-Taxで提出するのをおすすめしています。
ステップバイステップで、ひとつひとつ確認しながら入力していくので、紙に書くよりは分かりやすいです。
入力に問題なければ1～2カ月で、申請時に登録していたメールアドレスにメールが届き、それを見てからe-Taxソフトにログインすることで、登録番号を確認できるようになります。
マイナポータルにも通知が来ますね。以下、e-Taxで申請した方で、一向にこの連絡がない方向けの情報です。
インボイス登録申請書で、やりがちなミス
登録申請書の書き方が難しすぎて、自分では正しいと思っていても、間違っていることがしばしばあります。
通知が来ないのは、入力ミスが原因です。
登録時に免税事業者の方で、いちばん多いと思われるミスは、「登録希望日」に日付を入力したのに、「課税事業者です。」の「はい」にチェックを入れなかったパターンです。
「自分は、免税事業者である」という認識があると、「課税事業者じゃないよな」と思って、「いいえ」にチェックしてしまうと思います。
いちおう、※に「…免税事業者であっても…『はい』（課税事業者）を選択してください」との注意書きがありますが、こういう、矛盾した日本語は、頭に入らないですよね……。
ここで入力を間違えると、受付側でエラーが発生して、申請が止まってしまいます。止まって2カ月程度経っても、税務署のほうから連絡が来ることはありません。
本来は来るんでしょうが、申請が殺到していて、処理しきれないのだと思います。
それでも登録希望日に登録したければ、電話する
ここで取りうる手段が、インボイス登録センターにひたすら電話をすることなのです。
千葉、東京、神奈川、山梨にお住まいの方は、東京国税局インボイス登録センター（Tel: 043-306-5635 ）に電話します。
「この4都県に何万社あるんだよ！」と思うと思います。電話すると案の定、
- 話し中の音がするだけ
- 呼び出しベルの音は聞こえるが、数十回鳴ったところで、「通話が終了しました」となってしまう
となるのが大半です。でも、こりずに、隙を見て電話してください。
Float Run のような、Bluetoothイヤホンマイクを付けてやると、両手が空くので、別のことをしながら電話をかけられるのでおすすめです。
だいたい、140回くらい電話するとですね、つながるときが来ます！
そこで、e-Taxソフトの画面や申請書の控を見ながら質問に答えつつ、自分の申請書に入力した「登録希望日」に登録したい旨を伝えます。
すると、申請を先に進めるよう、担当の方が処理してくださいます！
電話がつながった日が、すでに「登録希望日」を過ぎていても、大丈夫です。さかのぼってその日に登録してくれます。
その後、6日後程度でメールが届き、めでたくインボイス登録が完了します。