家電を買いたい! AIにスペック比較表を作ってもらおう

白物家電を買うときは、比較をしたいところです。今回は冷蔵庫を検討中。

メーカーのサイトなら、同一メーカー品について比較ができますが、他社製品の比較をしたい場合。

価格.comなら比較表が作れます。ただ、信頼しているネットショップで買いたいという場合はどうしましょうか。

ヨドバシといえば、ゴールドポイントネットワーク

私は、ヨドバシは昔からよく利用しています。ただ、ヨドバシ.com自体には、残念ながら比較機能がありません。

いまなら、やっぱりAIの助けを借りようと思うところです。

購入候補を列挙するには、いま使っている冷蔵庫の横幅や容量を、取扱説明書などで確認しておき、ヨドバシ.comを「冷蔵庫 幅60cm」などで検索して、URLを集めるのがおすすめです。

集めたURLをもとに、次のような指示を出してみましょう。

次の冷蔵庫5機種の、商品スペックの比較表を作る。
列に商品名、行に幅・奥行などのスペックを並べる。
以下のWebページ下部の「商品スペック」を元に作成。
価格は、以下のWebページ税込価格とする。
https://www.yodobashi.com/product/100000001008941126/
https://www.yodobashi.com/product/100000001008881294/
https://www.yodobashi.com/product/100000001009020106/
https://www.yodobashi.com/product/100000001009082788/
https://www.yodobashi.com/product/100000001008759570/

AIに出す質問

ClaudeやPerplexity、ChatGPTだとどうか

前提として、すべて無料版です。

まずはClaudeを試してみます。

Claudeの出力

なんと、作成できませんでした。robots.txtが原因と理由を言ってくれるのはいいのですが。

では、Perpexityではどうでしょうか。

Perpexityの出力

作ってくれるのですが、なんと、金額から年間消費電力量にいたるまで、結果がほぼでたらめなんですよね。

そうならないように、細かく指示をしているのですが。

これは、robots.txtで弾かれているので、実際には他のサイトを検索して、データを持ってきているのだと考えられます。

ChatGPTも同様です。それっぽい表を作りますが、表示される情報と元データとを突き合わせると、やはり、ぜんぜん違います。

かなりましなのは、Gemini

Geminiを試してみました。

Geminiの出力

もとのURLと比較していただけると分かるのですが、ほぼ、正確です。

日立だけ、金額が違いました。実際には、225,980円(税込)でした。

これは仮説ですが、Googleは、robots.txtで弾かれても、検索クロール時のキャッシュを参照しているのではないか、と思いました。

出力結果の金額の方が高かったので、古いキャッシュを参照したのかもしれません。

いろいろなAIを試していますが、最近のWeb検索関係のアベレージだと、Geminiに軍配が上がります。

Googleスプレッドシートへの連携もスムーズですし。

Googleスプレッドシートへ

最後のエクスポートのリンクをクリックすれば、そのままスプレッドシートで確認できます。

Google スプレッドシート

金額の誤りや、元のURLなどを自分で修正・追加して、じっくり検討できるのがメリットです。

買換え以外の選択肢 修理も検討しよう

また、別の手段として、今の冷蔵庫(家電)が修理可能かどうかも確認しておきたいです。

冷蔵庫の場合は、製造を打ち切ってから9年間、修理用の部品をメーカーが保有しています。

家電の種類によって年数が異なります。

すぐわかる!家電エコ用語ナビ – 補修用性能部品の保有期間 -|JEMA

メーカーの修理受付サイトに行き、型番で検索してみましょう。

冷蔵庫・洗濯機のような家電だと、メーカーの修理担当者の出張修理になり、製品を見てもらった結果、修理しないことにした場合でも、出張料が1~2万円かかります。(だから、結局修理してもらうのがおすすめです)

白物家電の場合、買い換えるよりも、修理できれば、そのほうが安いことがほとんどなので、修理という選択肢も忘れないようにしましょう。

編集後記

今日は子どもの体育祭をちょっと見学して、趣味のカフェ巡りをしつつ、税務判例の本を読む。
帰宅後は、顧問のお客様の会計データのチェックをして、結果をコメント機能やメールでご連絡。

1日1新:マイナポータルで戸籍のフリガナ届出。修正がない場合でも、あえて、そのとおりの読み仮名で届出すると、早期に住民票やマイナンバーカードにフリガナが記載されるようになります。