フリーランスとして独立すれば、時間が自分のものになります。
……のはずが、なんとなく時間に追われている、だらだら仕事をして、寝るのが深夜になってしまう……ということはありませんか?
勤めていたときと違い、時間という有限のものを自分で管理する必要があります。
そのコツを書いてみました。

自分の集中できる時間の長さを覚える
集中して仕事ができる時間は、それほど長くはありません。
人によることもあるでしょうが、なんだかんだ、9時から17時まで(18時までのことも)というのは、一つの目安になります。
大工さんが17時でぴたっと終えるのも、意味があることです。
疲れて仕事をしても、意味がないか、危険だから。
私の場合、9時スタートで、18時を過ぎると、かなり集中力が落ちます。
端的に眠くなります。
お客様の数字を扱う税理士業を、うつらうつら行うわけにはいきません。
いま、『 「怠惰」なんて存在しない』という本を読んでいます。
「午後は生産性ゼロに等しい状態で、SNSを何時間もただ眺めているだけだった」という記述があり、こういうのは洋の東西を問わないのだなと感じています。
そのため、18時まではしっかりタスク管理し、19時以降は予定を入れないようにします。
9時間の内訳を考える
すると、9時から18時までの9時間が1日に与えられるわけです。
ただ昼食や、休憩、日中に行うべき家事に1時間がかかるとすると、仕事に使えるのは8時間です。
ここで、『コンサルタントの秘密』の考え方を導入すると、
- 4時間を仕事
- 2時間を営業
- 2時間を予備
に配分すべきことになります。
仕事の時間は、記帳代行(会計ソフトへの入力)や税務顧問(質問への回答、数字のチェックなど)の仕事に充てます。
案外、集中して仕事をしているのは、集計してみると4時間くらいのものです。
営業の時間は、私の場合、標準時間として72分がブログ、36分がYouTube、12分をそれ以外の営業やその勉強に充てる計算です。
予備の時間は、読書をしたり、ルーティンを行ったり、何かあったときの備え(臨時の仕事や新規のお客様の対応)に使います。
と、考えると、仕事と営業とでタスク管理するのは、9時から16時まで。16時から18時まではいちおう、予定を入れないことになります。
必ず想定外のことは起こるものだから
2時間も余裕を見ておく、4時間で仕事を終えるというと、そんなことができるのかと思うでしょう。
クラウド会計、Excel、RPA等で時短は図っていますが、予定を超えて仕事に時間がかかることは多いです。
また、あまりないことですが緊急のことや、電話ということもないではありません。(今日はめずらしくありました。同業者団体から)
18時までを、予定で詰めすぎていたら、想定外のことが起こったとき、必ず深夜労働がついてきてしまいます。
もうろうとした頭で仕事をしていた思い出が……。
私も勤めていたときは、こういった臨時の仕事が入るのがすごく嫌でした。
それは結局、予備の時間がなかったからだろうと、いまでは考えています。
であれば、あらかじめ予備の時間を取っておけばいいわけです。
また、18時以降もいちおう時間があるわけですから、必要があれば、使えます。
(22時以降は、反対にすべて家事で埋めないと、家が荒れ、寝るのが遅くなりますが)
それができるのがフリーランス。
独立して勝ち得た「時間の自由」の使い道なのです。
近況報告
月初なので自分の経理、月次決算を。チェックリストを作って対応するように。
エアコンフィルター掃除、洗面台掃除、業務処理簿、万が一ファイル、会務など17タスクを実行しました。
朝一でジャンプを買いました。記憶では初めてかも。『月刊少年ガンガン』派だったので……。
ジャンプは、クラスメイトの1/3が月曜の朝に買ってきて教室で読んでいたので、自分では買っていませんでした。
1日1新: 『週刊少年ジャンプ』(ふつうの軽音部本誌掲載目当て)

1980年生まれ。木村将秀税理士事務所・代表。主にフリーランスやNPO法人のサポートをしている。自分で経理・申告したい/顧問税理士をつけたい/記帳代行を依頼したい に対応。特技はウォーキング(最長は戸塚~小田原間 45km 14時間)、趣味はジャズ喫茶巡り・村上春樹の本・SNK対戦型格闘ゲーム。プロフィール詳細