本作は、1巻:新九郎10歳から始まって、8巻:新九郎18歳~19歳というペースで進んでいます。1巻1年ちょっと。6巻が2020年12月発売、7巻が21年5月発売、8巻が21年9月発売、9巻が22年初春発売予定です。
このペースだと、第1話冒頭、新九郎38歳で独立するシーンに達するのは、7年後くらい? 作者が70歳になってしまいます。没年までやるとすると、年を取るとともに時間の進み方が速くなるのでしょうか……。
6巻から関東の動きが加わり、情報量がさらにアップ。読むのも大変になってきます。今回8巻では、ついに大河ドラマのパロディが登場し、いよいよ、小田原市が望む後北条氏の大河ドラマ化に一歩近づいたでしょうか? 「ない」としておきつつ、大河ドラマ原作として大いに期待が膨らんでしまいます。
9巻は、小学生向けの歴史の本でも出てくるくらい有名な、今川家の跡継ぎ争いに新九郎がからんでいく展開となります。