細かく分けて考える、発音する、実行する

分からなくなってしまったら、手が止まってしまったら、細かく分けましょう。

私がやっている細かく分けることについて書いてみました。

食べきれないときは、フォークで分けるように

文章の意味が分からないときは、漢字に分ける

税理士の仕事としては、法律や通達などの文章を読み解く、意味を取るということがあります。

日本語なので分かるはずなのですが、分からない。これは、言葉を長い単位で見ているのが原因です。

分からないときは、漢字ごとに分けてみます。

漢字1文字だけにして、それを訓読みにして、訓読みの単語でコトバンクなどで意味を調べてみましょう。

すると、この文章の意味はこっちかな? あっちかな? というのが一つに定まる、ということがあります。

大きい単位で意味が分からないときは、最小単位の意味まで細分化してみてはと思います。

発音しにくいときは、一音ごとに正しい音声器官に切り替える

言葉を話すとき、発音しづらい文章にも出会うでしょう。

その際は、発音しやすい同じ意味の言葉に言い換えるのがおすすめです。

やはり、書き言葉と話し言葉は違いますので。

あとは、音声は、一音ごとに「正しい口の形、正しい舌の位置というものがあります。
(私は高校時代、視聴覚委員会でお昼の放送をやっていたので、発声練習をしていました)

  • 「あ」は、口を大きく開け、舌は自然に下あごに下がったまま
  • 「い」は、口角を左右に引いて、舌は口の奥の固い部分に近づける

母音のほか、子音ごとに正しい音声器官の位置というものがあります。

音声器官で検索してみましょう。一文字ずつ、正しい音を出すことを意識すると、聞き取りやすい発声になります。

実行すると疲れるときは、小さいタスクに分ける

自分が調子よく仕事を進められる状態というのは、いろいろ実験してみないと分からないものです。

午前中がいいとか、夕方がいいとか、人によるので、まずは試してみます。

それで、疲れるとか、集中力が続かないというときは、同じやり方を続けずに、変えてみるのがコツです。

私の場合は、同じ仕事を連続してやってしまいがちなのですが、反動が来るので、反動が来ないように。

朝のルーティンでは、30分で10個くらいのことを実行しますが、これはぜんぜん疲れません。

30分もあれば、Wordの初期状態で1枚半くらいの文章がかけますが、ここで止めておくと、あとに響きません。

細かく分けると、1日に意外といろいろなことができるものです。

もちろん、ぜったいに1時間以上かかる仕事もあるでしょうが、あえて連続させず、30分以内で区切って、続きは午後にやる、明日やるということもおすすめです。

意識しないと時間でやめられませんので、始めのうちはWindowsのアプリ「クロック」のストップウォッチなど利用してみましょう。

編集後記

月次の会計データチェックと、新規の法人の基本情報確認。

1日1新:土曜ドラマ チェイス 国税査察官(NHKオンデマンド)。
菊地成孔(劇伴・主題歌担当)ファンの税理士なので、後半にかけて面白く見ていました。かなり暗い話ですが……。「映画でマルサが有名なって、いまはマルサと言わない」というのがよかったです。