経理の事務が進まないときの対策(弥生会計CSVインポートの例も)

独立して仕事をすると決めたからには、自分の得意なことだけをやればいいような気がしてきます。

でも、残念ながら、そういうわけにはいきません。

いままで、会社の人がやってくれていた経理をする必要があります。

勤めていたときは、立替経費の精算くらいしかしたことがなかったのに、経理部の人がやっていたような仕事をしなければならないのです。

経験がないことをするのは、及び腰になるものです。

が、それも経理も仕事のうちですから、やるしかありません。
対策をいろいろ考えてみました。

経理を止めてはいけません

時間を決めて、毎日少しずつやる

私もフリーランスである税理士として、毎日経理をしています。

それも、朝のうちの数分間でやると決めて、少しずつやっています。

毎日やるようにすれば、昨日の入出金の分だけ経理をすればいいので、数分で終わります。

特に、売上があったときは、率先して入れます。売上の数値が増えるのはうれしいからです。

ためてしまうと、ますますやる気が起きませんので。

入出金とは別の、請求書発行事務などは、日にちを決めて、時間をとって行っています。

仕事で使う銀行口座を減らす

仕事で使う銀行口座の数は、少ないほどよいです。
残高を管理する仕事が減らせるからです。

理想は1つ。振込手数料の一番安いところを1つ持っておくのがおすすめです。
税金や社会保険料の引き落としにも対応しているか、確認しておきましょう。

調べものは最近、ほぼGeminiに

借入や仕事の付き合いで口座が増えることもあるかとは思いますが……。

すでに複数口座があれば、ひとつの口座に預金を移し替えておきましょう。

Excel に入力して、インポートする

会計ソフトに入力しようとすると、操作方法が難しくてよく分からない……手が止まってしまう……ということもあるでしょう。

ここは、使い慣れたExcelを活用したいところです。

ネットバンクを導入して、CSVで利用明細をダウンロードして、計算式や関数を利用してインポート用の形式にし、会計ソフトにインポートするのがおすすめです。

インポートする際は、CSVファイルは閉じておく必要があります。

弥生会計では、公式にインポート用のフォーマットの解説が出ていますので、おおむね次のヘルプを参照して研究してみましょう。

インポートに成功した例を下に画像であげておきます。(弥生会計25。他の弥生シリーズでもOKなことが多い)

A列からJ列まで
K列からQ列まで
R列からY列まで

最初はエラーが続出するので、けっこう敷居が高いです。
私のほうでも、インポート用Excelは単発相談で作成のお手伝いをしています。

freee会計などのクラウド会計ソフトだと、必要な項目だけインポートすればいいので、形式はシンプルです。

freeeのExcelインポート。Excelを開いたままで読み込めるので楽

対策は、複数のものを同時に行うことで、有効度合いが上がります。
他の仕事と同じです。経理も仕事なのです。

編集後記

顧問のお客様に月次チェック結果をメール。
明日からディスクユニオン関内ジャズ館で、買い取り20%アップキャンペーンが始まるので、ぼちぼち売りに行こうかと。

1日1新:EdgeのCopilotで、閲覧中のWebページ内のテーブルの特定列からテキストを抽出する