ジャズ喫茶 サテンドール

『日本Jazz地図』(交通新聞社、2020)という本があります。『東京Jazz地図』『東京Jazz地図(第2版)』の続編にあたる本です。これに根室にあるサテンドールが掲載されています。最近オーナーが代わったのだとか。

12年前、6月の夜に店を訪れて、落ち着いた明るめの店内でしばらく過ごし、夜も更けてきたのでお店を出たところ、あたり一面、さっきまではなかった濃霧に覆われていたのでした。

街灯の明かりはにじみ、幻想的な根室の街に一変していたのです。まるで、入ったときと出たときとでは、違う世界に来たように思ったことを、よく覚えています。

「サテンドール」といえば、デューク・エリントンなのでしょうが、私はこの曲の入ったCDを持っていません。エリントンは、「マスタ―ピーシーズ・バイ・エリントン」だけ。LP時代の長い演奏からジャズに入って、SP時代の2~3分間の演奏になじめない人におすすめのCDです。