学生時代から会社をやっていた人がいます。
その人と話をしたとき、「1時間いくらで売っているんだ」と聞いて、「こんな若い人から(失礼)値段を提示されて、それで買う人がいるんだ」と不思議に思いました。
私は勤め人の家庭育ちでしたし、自分の就職は2003年で採用の厳しい時期だったので、自分で給料を決めて売る、というよりは、採用を決めてくれたところにありがたく入ったものでした。
労働組合に入って賞与額の団体交渉をしたときも、不思議な気持ちになったものです。
税理士になりたくてこの業界に転職したときも、社内規定どおりの給料をいただき、年棒交渉のようなことは特にしませんでした。
それがいまでは、自分で値段を決めて売っているのですから、不思議なものです。
確定申告は20万円前後
私のやっている税理士業では、個人の事業所得の申告であるとか、譲渡所得(ご自宅を売却された方など)は、20万円前後で承っています。
現実にご依頼をいただいているので、これでいいんだ、と今のところ思っています。
もちろん、ごく小規模な事業の申告だと5~6万円で受けたケースもあります。
値段についても交渉をしているわけではなく、メニューで決めて、その値段をお伝えしているだけです。
もちろん、先方の希望額を伺ったり、30件ほどの同業者のホームページ料金表を見て、相場感のあるものにしています。
特別価格も設定しています
値段はホームページに上げている料金表のとおりなのですが、特別料金も設定しています。
小冊子『横浜ではたらくフリーランスの守りの種』は、100部印刷して、手渡し・郵送・設置でこれまで40部、無料配布しています。
じつは、この小冊子を読んで、そのうえで木村に頼んでみよう、と考えていただいた方には、「横浜ではたらく」&「フリーランス」の条件を満たすことで、事業所得の申告は、初回のみ、ちょっとお安くなります。
わりに自分の自己紹介強めに載せているので、それでも依頼していただく方は、自分と合うのではないかと思っているからです。
税理士を選ぶなら、相性の合う人を選んだほうがいいです。
バーター取引もやってみた
去年、新約の出た『ハイパワー・マーケティング』という本で、バーター取引を知りました。
相手の売っているサービスと、自分の売っているサービスを交換するという方法です。
これも1回成立して、やってみたことがあります。私が税務相談を提供して、代わりに先方の得意なことを提供していただく。
ここに金銭のやりとりは出てきません。(コーヒーをおごっていただいたくらいです。先方は「ウィンウィン」とおっしゃっていました)
勤め人時代に、「あれはバーターで」と上の人がよく言っていましたが、あれのことか、と思い出しました。
これは、誰とでもできる取引ではないですが、それでもやってみたい! という意中の方がいらしたら、提案してみてはどうでしょうか。
編集後記
2025年分の領収書を入れる13ポケットファイルを発注。今年は無印良品にしてみました。去年はダイソー。
譲渡所得の申告のご依頼を1件、いただきました。今年は2件やります。