税理士に記帳代行を依頼する

記帳代行というのは、専門用語というか、税理士法に出てくる法律用語です。

会社が本来やるべき会計ソフトへの入力を、税理士に有料でやってもらう。

一般的には、経理のアウトソーシング、帳簿付けの外注というのでしょう。

税理士がよく請け負うタイプの業務です。

が、記帳代行を受ける税理士と、受けない税理士がいます。

ちなみに私は受けています。

VAIO Z。ZeirishiのZと思っています

依頼する前にやっておきたいこと

会計ソフトへの入力、一回は自分でやってみることをおすすめします。

何でもそうですが、外注するには、自分自身、その外に出す仕事が何なのか、知っておいたほうがいいです。

独立当初は、お金に比べて時間があるという状態だったりもしますので、経理体制を構築するチャンスです。

ご自分のお仕事の中では、同じパターンの繰り返しであることも多いでしょうから、分からないところだけ相談しながらでも、自分で入力してみましょう。

2回目、3回目と繰り返すうちにうまくなります。学んだ点、失敗した点をメモしておかれるとよいです。

これで、記帳代行を依頼せずに済めば、コスト的にそれがいちばんです。

ただ、仕事が忙しくなり、入力の時間が取れなくなった、先月の数字が分からない、数カ月分まとめて入力している状態、となると、再検討の余地はあります。

簿記の資格を取る必要はあるか

まったく知らないよりは、日商簿記3級くらいの勉強はしておいていいかとは思います。

受験しなくても、勉強自体は身になります。

1カ月くらい勉強をがんばれば、3級は合格するくらいの試験ではあります。

私が見てきた中でも、簿記3級~2級合格者の方は、会計ソフトの入力が非常に上手です。

ただ、「小さな会社の経理」みたいな本を1冊買って読みつつ、入力するのでもいいでしょう。

手形や小切手の処理を長々と説明している本はやめておいたほうがいいです。(扱っていなければ)

いまはインボイス登録で消費税の処理も必要なので、そのことについて触れてある本がおすすめです。

消費税がからむと、いわゆる「簿記」の仕訳とは異なる入力になることが多いからです。

簿記については、YouTubeでもお話しています。

YouTube 守備力を上げる税理士 視聴覚委員会 放送班「最小の努力でおぼえる簿記」

税理士に提出する資料は

もし、税理士に記帳代行を依頼すると、通常、必要なものは以下のとおりです。

  • 事業用金融機関口座の通帳、ネットバンクのCSVデータ
  • 現金出納帳(Excelで可)
  • 売上請求書の控え(請求書を出していない場合は契約書・領収書など、自分が売上を入力するときに使った資料)
  • 経費の請求書・領収書
  • ネットショッピングなどのメール領収書・ダウンロードする請求書は、そのデータ
  • 給与台帳、社会保険関係の書類
  • Excelで集計している売上・経費データがあれば、そのデータ

一般的には、税理士にレターパックで送ったり、データはメールやDropboxでデータを共有したりします。

銀行から借入がある等で、早期に試算表が必要な場合には、早めの提出が必要です。

詳細は税理士とよく打ち合わせておきましょう。

いったん記帳代行を依頼してしまえば、ご自分が負担していた会計ソフトの料金は、かからなくなります。

プラス、記帳代行料が上乗せされますが、実質的な負担増はそれほどでもなかったりします。

お金の面はそれでもマイナスですが、記帳代行すると、会計ソフトに向かい合っていた時間が空くことになります。

その時間を、いままでできなかった勉強、読書、趣味、新しい仕事について考える仕事、いまの仕事を改良することを考える仕事に充てることができます。

そのあたりも含めて、自分でやるか、部分的に教えてもらいながら自分でやるか、記帳代行を依頼するか、考えてみませんか。

編集後記

YouTubeの撮影、事務所の片付けをする祝日。なんのかんの休みの日も3時間くらい仕事をしていて、暖機運転という感じです。