本、読めていますか?
特別な作品と向き合うときというのが、人生で必ずあると思います。
それが、ある作品や作者のファンになったあと、初めて迎える新作を楽しむときです。
真サムライスピリッツと出会って、楽しみにしていた続編のサムライスピリッツ斬紅郎無双剣。
映画「君の名は。」と出会って、初めて迎えた新作「天気の子」。「時をかける少女」からの「サマーウォーズ」。
小説の場合は、村上春樹ファンになってからの最初の新作『海辺のカフカ』でした。

本と向かい合えば、本以外を忘れられる
『海辺のカフカ』は、当時大学生で、古本屋を回ったものの買えず、新品で買いました。
大学の建物の踊り場にあるベンチに座って、暗くなるまで読み続けたものです。いまでも鮮明に思い出せます。
私の好きなMDウォークマンが出てきて、公式サイトにメールしたら作者からVAIO SRXで返信をもらえた特別な作品でした。
本(ここでは小説、エッセイのたぐい)を読んでいると、一種、ぼけーっとした状態になって、いろんなことを考えることができます。
ネットやSNSを読んで、考えることはあまりないですね。PCを開いたら、いろんな情報が目に飛び込んできて、Obsidianにメモしようとしたことを忘れてしまうことがあります。
スマホでKindle本を読もうとして、別のことを始めてしまったり。
本には、その本以外が目に入らなくなるというメリットがあります。
本に没入することが、癒しにもなり、思考を自由にすると考えています。
速読・再読はしているか
そういう読書体験を基礎にしているので、いわゆる速読はできません。
ノウハウ本なら、それを読んで新しくやることがいくつか思いつけば、それでいいのでやれますが。
しかし、せっかく読むなら集中して読みたい。なんなら集中力を取り戻すことが目的です。
再読のときは、関心のあるところだけささっと読むこともありますが、やはり頭から読み返すほうが多いです。
一見時間のムダのようにも思えますが、周囲のごちゃごちゃから自分を切り離し、前向きに考えられるようになるメリットを取っています。
本は、自分が再びスムーズにものを考えられる状態に戻してくれるものなのです。
読書で頭がすっきりすると、ブログも書きやすくなるし、仕事もしやすくなります。
まずは1冊、読み通してみよう
仕事の本は、なかなかそうも言ってられませんが、がちがちの実務書よりは、実務に関連したエッセイのようなものを好んで読んでいます。
また、最近読んだ本は、専用の本棚に並べておき、いまの自分の興味関心を確認するということもやっています。
「最近読んだ本」が見えるようにするためです。
Webサービス「ブクログ」でも同様のことができますね。しかし、サイトを開かないと見えないものよりは、いつも見えるリアルの本棚が好みです。
リアルの本棚なら、再読も管理できますし。
読書に関しては、けっこうアナログ派なのかもしれません。
最近本が読めていないなあ(学生時代は読んでいたのに)、という方。
特に通勤がなくなって、本が読めなくなった、独立開業した方。
昔好きだった作家の新刊を手に取ったり、手垢のついた本を再読したりして、この週末に1冊読み通してみませんか?
おすすめは、朝起きたら、スマホではなく、まず本を手に取ること。朝食の前後で本を読んでみることです。
1冊読了すると、「まだ読める!」と自信が戻ってきますよ。
編集後記
写真とブログに関するKindle本を読んで、写真の入れ方を変えてみました。
1日1新:ブクログ

1980年生まれ。木村将秀税理士事務所・代表。主にフリーランス・独立間もない個人事業主・法人設立を検討中の方のサポートをしている。自分で経理・申告したい/顧問税理士をつけたい/記帳代行を依頼したい に対応。特技はウォーキング(最長は戸塚~小田原間 45km 14時間)、趣味はジャズ喫茶巡り・村上春樹の本・SNK対戦型格闘ゲーム。プロフィール詳細