3月25日から、1日1新という活動を始めています。フリーランスの間で地味に流行っているものです。
1日1新とは何か? 『孤独のグルメ』でいうところの、「持ち帰り! そういうのもあるのか」と自分で気づき、それをやってみる、というのが1日1新です。
これ、わりとふつうでない活動で、だんだん、自分がふつうでない感じになってきます。
事業をされている方に必要なのは、他の事業者と異なること。1日1新は、その姿勢を強化するのに効果があります。
このあいだ1日1新で行った喫茶店でも、お店の方が「他のお店では出していない料理を出す」とお話しされていて、これは商売の基本ですね。
2カ月弱続けて、心境に変化が出てきたので書いてみました。

同じことは二度できないと思う
会社員だったときは、いろんなことを試して、気に入ったことを、何度も繰り返すような行動様式でした。
ここちよいことをずっとやり続ける。それはそれで、健康にはよい活動だと思います。趣味なら、もちろんそれが正しいわけですが。
しかし、1日1新を始めてしまうと、一度行った店にもう一度行きにくくなります。
同じ店に行くと、その日に1日1新ができる可能性が減ってしまうからです。
新しいことをすればするほど、行動の選択肢が減ってくるので、新しいお店を見つけると「うれしい! 1日1新ができる!」と感じるようになります。
新しいことに直面して「嫌だなあ」と思わなくなるのはメリットです。ふつうは嫌だからです。時間がかかるし、失敗しやすいから。
一度やったら、二度やる必要はないと思う
仕事でもなんでも、一度したことをもう一度する。何度でもする、というのが生産性のアップにつながります。
だから、去年やった仕事がまた来たら、またやろう、というのがふつうです。
しかし、直でご依頼いただくお客様ならともかく、外注の依頼だったような場合、一度やれば十分、ということもあります。
同じことを繰り返すのをやめて、そこで生まれた時間を、別の仕事に充てたほうがいいタイミングもあります。
(開業直後でどんな仕事もやらないと……という時期は別ですが)
1日1新を続けていると、過去にやったきたことを切り捨てやすくなります。
私は、趣味の世界ではわりに過去を切っていくタイプでしたが、仕事に関してもそれができるようになってきました。
いろんなことをやれば、続けるべきものが見つかる
1日1新については、YouTubeでも別の側面から語っています。
次々新しいことをやっていれば、本当に続けるべきものも見つけやすくなります。
毎日同じことの繰り返しでは、発見がありません。
やってみて、自分にとって愉しいことがあれば続けてみる。反対に、嫌な思いをしたら、やめればいいのです。
自分で事業をやる人の基本スタンス、勤め人との気分の切り替えをするにも役立ちます。
1日1新、やってみて、自分に変化を起こしてみませんか。
編集後記
関内の横浜商工会議所で仕事。その後、benten103に行ってみたら、ラウンジ開放日のはずが閉まっていました。こういうこと、しばしばあります。なので、直帰して、税理士会のZoom打ち合わせ。
日本大通りを歩いているときに、明日読むラジオの原稿の誤りに気づき、原稿を訂正。
単発相談(3カ月パック)のご依頼があり、請求書を送信。
1日1新:法律図書専門店至誠堂書店

1980年生まれ。木村将秀税理士事務所・代表。主にフリーランス・独立間もない個人事業主・法人設立を検討中の方のサポートをしている。自分で経理・申告したい/顧問税理士をつけたい/記帳代行を依頼したい に対応。特技はウォーキング(最長は戸塚~小田原間 45km 14時間)、趣味はジャズ喫茶巡り・村上春樹の本・SNK対戦型格闘ゲーム。プロフィール詳細