私は、高校時代は視聴覚委員会でしたので、お昼の放送を担当していました。
曲紹介などをするのですが、これは原稿を読んでいました(授業の間の休み時間にスクリプトを書いていました)。
アナウンスに関する技術は学び、練習しましたが、これは、「話す」こととは結構違いました。
「話す」とは、原稿を見ないでしゃべることです。
人と会話するとき、原稿を読まないですよね? それと同じ状態を目指すのです。
話す仕事は、最初は苦労したものですが、いまは結構できるようになりました。
話す練習をしたからです。
話す練習はどこですればよいか、まとめてみました。

YouTubeで練習する
YouTubeを始めてみましょう。
練習するということは、本番があるわけでしょうから、本番の内容を一部切り取って、5~10分話してみます。
最初はがんばっても5分話すのがやっとでしょう。
これは、平日毎日やることで、だんだん長くなっていきます。
内容に関しては、あなたの専門分野のことであれば、聴く人にとってはなんでも初めてで新鮮でしょうから、初歩からお伝えすればいいです。
なにせ無料なのですから。
実は、一番のネックは、「話すことがないな……」とうだうだ悩んでいる時間です。
この時間がもったいないです。
テーマだけ決めたら、すぐにOBS Studioの録画ボタンを押して、話し始めてしまいましょう。
始めてしまえば、話せるものです。
人前で無料で練習する
ラジオ出演のチャンスがあれば、必ず応募しましょう。
放送業界の人から、自然な話し方になるような、原稿の読み方についてアドバイスをもらうこともできます。
私がもらったアドバイスでは、原稿はキーワードだけあればいいというものです。
文頭、文末を一字一句正確に話す必要はありません。
そこは、意識しなくても自然と補われます。
大学や高校の職域OB会に入って、後輩たちに講義する機会があれば、これも応募しましょう。
報酬がもらえるものもありますが、無料のプロボノ的なものもあります。
相手は学生・生徒ですから、ご自身の仕事のことは、当然、何も知らないしやったこともないのです。
何を話しても、面白いと思ってもらえます。
自分の学校の社会人OBが話す、という講義だと、学生も真剣に聞いてくれるものです。
さらに、反応は見えなくても、学んでくれることが、レスポンスの提出からわかります。
若い人からの反応じたいが報酬です。
その場で質問がもらえても、うれしいですね。
人前で有料で練習する
地元の業界団体や商工会議所のようなところで、有料セミナーの講師を募集していることがあります。
これは、ご自身にも報酬が受け取れるので、目指したいところです。
セミナー講師をやったことがなくても、応募して、スケジュールを埋めてしまいましょう。
そうすれば、準備をせざるを得ないので、経験がなくても、ちゃんとやれます。
テキストが与えられることもあるので、ご自分でスライド等を作らずに済み、楽な面もあります。
こういうのも、1回体験してみるとよいです。2回はしなくてもいいとは思いますが。
練習を積み重ねると、しだいに原稿を書かなくなっていくはずです。
原稿を書かずに、話せるようになること。
これが話す練習をする目標です。
ご自分の経験や感情から言いたいことを、専門知識とからめて話す。
そこに凝ったパワーポイント資料はいりません。
キーワードを並べておけば、それが話す入口、ヒントとなります。
言い落してしまうこともあるかもしれませんが、それは、聴いている方々を見て、そこまで言わなくいいか、と思ったことでもあります。
その場の判断を尊重したと考え、失敗と思わないようにしましょう。
まずは場数。
そして有料なら、最初に理論を示して、後半で繰り返しあてはめをして聴き手の理解を促す方法や、未知の世界の話では、最初にリアルな実態の話をして、あとから理論を示す、といった構成の工夫も試してみます。
聴き手の反応で、「よかった」というものがあれば、読みが当たったということです。
それを、次回以降の練習や本番で繰り返していっていただければと思います。
近況報告
地元で「丸山大ホコテン」が開催されたので、家族と見物しに。
フルーツ飴は失敗でした。外装をはがすのが大変で……。
午後は立教大学の講義の学生からの質問への回答作成。
夕方は餓狼伝説 City of the Wolves にジョー・東が配信されたので、アーケードモードとEOSTをクリアするなど。
1日1新:NEOGEO PREMIUM SELECTION 風雲スーパータッグバトル

1980年生まれ。木村将秀税理士事務所・代表。主にフリーランスやNPO法人のサポートをしている。自分で経理・申告したい/顧問税理士をつけたい/記帳代行を依頼したい に対応。特技はウォーキング(最長は戸塚~小田原間 45km 14時間)、趣味はジャズ喫茶巡り・村上春樹の本・SNK対戦型格闘ゲーム。プロフィール詳細