個人にかかる所得税は、収入増につれて税率が上がるものの、収入を増やした結果、手取りが減らない仕組みになっています。これに加えて個人の地方税もかかりますが、手取りは増えていきます。
一方、法人(会社)にかかる法人税は、中小企業なら2段階しかなく、最大で23.2%です(投稿日現在)。これに加えて法人の地方税もかかりますが、それを考慮しても、法人の税率は個人の最高税率よりも低いのです。
とはいえ個人の税率は、収入が少ないうちは、法人の税率より低いです。会社が黒字なら、役員報酬(収入)の増加で増える個人の税額より、役員報酬(経費)の増加で減る法人の税額の方が大きくなるので、個人+法人の税引き後トータル手取りは増え続けます。
ところが、役員報酬を増加させていくと、税率が逆転して、増える所得税より減る法人税の方が少なくなります。法人+個人のトータルで考えると、収入増で手取りが減るということもありえるのです。

1980年生まれ。木村将秀税理士事務所・代表。主にフリーランス・独立間もない個人事業主・法人設立を検討中の方のサポートをしている。自分で経理・申告したい/顧問税理士をつけたい/記帳代行を依頼したい に対応。特技はウォーキング(最長は戸塚~小田原間 45km 14時間)、趣味はジャズ喫茶巡り・村上春樹の本・SNK対戦型格闘ゲーム。プロフィール詳細