私の信頼しているお医者さん、税理士との類似

昔、2週間程度入院していたことがあり、そのときの経験から、医療従事者の方は原則的に信頼しています。

言われたとおりにするだけで、病気が治ったり、虫歯にならなかったりする。こんな良いことはないですね。大変お世話になっています。

医者にかかったら、病気が治る、病気にならないということに価値を感じるのです。

いつもと違う角度からのみなとみらい

その価値さえ受け取れれば、どんな人でもよい

花粉症のシーズンなので、かれこれ10年以上通っている耳鼻科があります。

お医者さんは、ちょっと変わった方です。お子様を診せにきた親御さんが、医者の態度を見て、眉をひそめる場面をしばしば目撃します。

見たことないですけど、Googleの口コミなど、けっこう悪く書かれているんじゃないかと、心配してしまいます。

しかし私は、そのお医者さん、全面的に信頼しているんですよね。

以前通っていた耳鼻科で処方された薬が、ある時期まったく効かなくなり、大変な状態で今の耳鼻科に行ったら、いつもは関心の薄そうなそのお医者さんが豹変。

急にきびきび動き出し、新しい薬を処方してくれ、それ以後、私の花粉症が大幅に改善されたのです。その後10年は、シーズンになっても軽い症状で済んでいます。

他の患者さんへの応対が聞こえてくる限り、弱っている子供が来たときには、すごく優しく、親身に対応しているようです。

私のほしい価値さえ提供してくれれば、ふだんがどんな人でも構わないと思っています。

ふだんがあまりいいイメージじゃない理由を考えてみると

基本、患者に無関心そうに見えるのですが、それは、私が毎年変わり映えのしない花粉症の患者だからですね。

関心を持てというのが無理な話です。なのでふだんは関心が眠っていて、何か変化があったときに飛び起きることができるようにしていると思うのです。

あとは、そういうイメージなので、医院もそんなに混んでいないのも、患者にはメリットです。

さすがにシーズン中はそれなりに混んでいますが、通院にかかる時間が非常に短い。そういうお医者さんは少ないです。

お医者さんの立場からすると、患者を選別しているのかもしれないですね。双方にメリットがある、ふだんのダウナーな医師の態度。

お医者さんは、変化に気づくことができれば価値を提供できる

お医者さんは、みんなそうなのかもしれないです。

私が入院中のときのお医者さんも、子供がかかっているお医者さんも、やはり、変化を見逃さないです。

「この人は、いつもと違う」。そう判断したときのお医者さんの動きは、みんな同じですね。すごく勢いがあります。圧せられます。

かかりつけ医といいますが、いつも同じ医者にかかるということは、その変化に気づいてもらいやすくなるというメリットがあると考えています。

医療は、いま・すぐの対応が必要になることが多いので、お医者さんにその能力を発揮してもらえるよう、患者としても、心したいものです。

いっぽう、税理士は、いま・すぐの対応が求められることはそれほどありません。

しかし、顧問という仕事であれば、「いつもとの違い」に気づき、将来のお金の出ていく額、時期をお示しし、それをもとに、今の行動をよいほうに変えていただける、というのが、税理士の提供できる価値の一つではないかと考えています。


今日のできごと

  • とあるWebセミナーの受講
  • お客さんの業種に特化した税務Kindle本の購入