勝つためには、ずらすことが必要

対戦型格闘ゲームが趣味です。

と、言ったり、そう書いてある税理士の名刺を見ていただいたりすると、反応をもらえることが多いです。

「こんな人には頼まないほうがいいかな」と思われているかもしれませんが。

1994年の真サムライスピリッツ、95年のサムライスピリッツ斬紅郎無双剣、99年の餓狼 Mark of the Wolves (2025年に新作が出ますね!)あたりが守備範囲です。

どれもガチ勢にはぜんぜん勝てませんが、初中級者には勝てる、「中の上」レベルのエンジョイ勢です。20年くらいブランクがあるので……。そんな私が、勝つためにこころがけていることを紹介します。

創刊号から休刊号まで愛読していたゲーム雑誌

距離をずらす

相手の得意な間合いを外すということです。

同じキャラと対戦しつづけていると、ある特定の技をやたらと食らってしまうということがあるはずです。それで負けてしまう。

ということは、その苦手な技が当たる間合いを外せば、その技は食らわないので、勝率が上がります。

  • コマンド投げを食らいやすいなら、中距離をキープする
  • 突進技を食らいやすいなら、遠距離をキープする
  • 飛び道具を食らいやすいなら、近距離をキープする

こうすることで、相手は自分の苦手な技をほとんど使ってこなくなります。

距離を離しっぱなしでどう勝つの? と思われると思いますが、ときどき接近して攻撃し、その後は距離を離すという、ヒット&アウェイ戦法がおすすめです。

ヒット&アウェイ戦法をどうやるか。

距離を離せば、相手は前進せざるを得なくなり、前進するということは、ガードができないということなので、攻撃を当てやすくなります。

間合いの使い方の応用ですが、やはり対戦相手は人間、距離を離せば飛び道具を撃ちたくなります。

そこで、距離を離して遠い間合いと思わせ、すぐにダッシュ投げ・ダッシュジャンプなどで突然近い間合いにすると、飛び道具の隙などに攻撃することができます。

タイミングをずらす

こちらの得意な技を出す場合、いきなり出しても、簡単に返されてしまいます。

一つの対策は、空振りキャンセルです。通常技を出して即キャンセルすると、通常技の攻撃判定が出る前に必殺技が出ます。

相手は、通常技に反応して何かをしてしまい、その隙に必殺技が当たるという寸法です。

最後の削りに突進技を当てたい場合も、いきなり出さず、空振りキャンセルから出すと、うまくガードさせられます。下段技空振りキャンセル中段技とかも面白いです。

あと、こちらの技が返されやすいのは、こちらがいつ技を振ってくるかバレているからです。

なぜバレているのかというと、技の硬直が解けてすぐに技を出そうとしているからです。

技→技と出し続けていると、食らい判定が出っぱなしなので、食らってしまいがち。

技→ガード→技、みたいに、行動の選択肢として、攻撃以外のガード・待ち・避け・バックステップ等を取り入れ、タイミングをズラしましょう。

使用キャラをずらす

といったいろんな対策をしても、勝率の低い対戦相手がいると思います。

どの間合いでも自キャラが不利で、こちらの技が通らないという場合。

持ちキャラを増やしましょう。

通常、一人のキャラクターのみやり込んでいる方が多いと思いますが、もう一人、サブキャラを使えるようにするのがおすすめです。

メインキャラをやり込んでいれば、他のキャラもいきなり使えるようになるものです。

中下段の選択を迫る(上段→下段がセオリーなところ、上段→中段にするなど)なども、どのキャラも似ていますし。

メインキャラで勝てない相手には、サブキャラをぶつけてみましょう。相手も慣れていないので、意外と勝てたりします。

サブキャラの勉強には、CPU戦が最適です。CPUにやられて嫌だった技・強い技を、自分も振るようにするだけで、勝率は上がります。

最後にひとこと

営業・PRにおいても、「ターゲットをずらす、場所をずらす、名前をずらす」というのはよく行われています。勝つためにずらすのが必要なのは、ゲームに限らないということですね。


昨日の子どもとの遊び場

  • フィールドアスレチック横浜つくし野コース……遊具でけがをしても、利用者の責任。ただし遊具が故障していた場合のけがは、会社の責任。と看板に書いてあり、責任の分担としてわかりやすい例だなあと。