モノンクル約2年ぶり新曲GINGUAを11年目のファンが語る

ものんくる~モノンクルの歴代CD

モノンクルの記事を書くのは、約2年ぶりになります。

モノンクルは二度来る 新曲 READY

それもそのはず、この2年近くは産休・育休であまり活動していなかったからなのでした。

新曲「GINGUA」が、J-WAVEで宇宙初オンエアされましたね。今日の朝8時33分頃から、radikoタイムフリーで1週間、聴くことができます。

https://radiko.jp/#!/ts/FMJ/20240816060000

アコースティック・ものんくる

モノンクルは、当初エアプレーンレーベル、その後タブーレーベルという、ジャズのレーベルから出ていました。

当初から、ポップス寄りの内容だったのに、ジャズコーナーにCDが並べられてしまうという、ちょっとしたすれ違いがあったわけです。

菊地成孔プロデュースの1枚目「「飛ぶものたち、這うものたち、歌うものたち」は、今はなきジャズ専門誌『ジャズジャパン』の新譜コーナーで小さく紹介されていただけです。

もちろん、菊地成孔の粋な夜電波では、けっこう宣伝されていましたが。

「南へ」というメジャー・デビューアルバムが、『ジャズジャパン』誌の賞を取ったときに、日産グローバル本社ギャラリーで受賞記念無料ライブがあって、聴きに行きました。「たらけも」とかを生で。

アコースティック楽器だけのポップスとして、新鮮でした。

このころのおすすめは、菊地成孔との共同作品である、

  • FLOWER
  • EVE NO LUCKY DAYS

です。「FLOWER」は間奏のサックスソロがすばらしいです。ウォークマンの語学学習モードのA-Bリピート機能でサンプリングして、何百回もリピート再生したものです。

「EVE NO LUCKY DAYS」は、菊地さんらしいかっぱらい元がある曲ですが、名曲です。

エレクトリック・モノンクル

ひらがなの「ものんくる」名義の最後のアルバム「世界はここにしかないって上手に言って」は、ライブでは「電気ものんくる」として行われていたような、ふつうにエレクトリック楽器を使ったものになりました。

菊地さんのサックスソロが久々に入ったカバー曲の「Driving Out Of Town」も聞きものですが、「空想飛行」という名曲が誕生したことが記憶に残っています。

その後、菊地成孔プロデュースをはずれ、タブーレーベル終了後、唯一ソニー・ミュージックに残留することになったのでした。(なんかちょっと喧嘩別れみたいになってました……)

セルフプロデュース作「Reloading City」は、変わりゆく渋谷の街をテーマにしたミニアルバムでした。ここからやっとJ-POPの棚にCDが並ぶように。

  • 夕立
  • アポロ(ポルノグラフィティのカバー)

この二つが非常に名曲・名演で、特に「アポロ」は、その崩し方が大いに話題になったものでした。

「夕立」は、8つ数える間の3つ目に大きい音が入って、リズムが4拍子なのか3拍子なのか分からない感じなのがすごく面白いです!

そして2024年の「GINGUA」

その後、デジタルシングルが何枚も出て、ライブや動画では音源未発売の「異星人」、「HOT POT」、「二人芝居」などもあります。

前に横浜MARK ISみなとみらいの脇で無料ライブがあって、聴きに行きました。

初の100万再生突破シングル、「salvation」。アニメのエンディングテーマ。最後のCDシングルとなっています。

YouTubeのチャンネル登録者数やTwitterのフォロワー数は微増、J-Jazzの人気インストバンドより少ない感じで、静かなブームがずっと続いています。

このまま、「好きな人は好き」という感じで、ずっと行くのかなあと思っています。いろんな企画はあったけれども。

「GINGUA」は、ダンスチューン。
高度・難解J-POP路線が、藤井風やmillennium paradeに取られてしまって(?)、何度目かの路線変更です。

震災後の約束のない世界を歌う歌詞はそのままですが。

従来の曲とちがって、これを聴いたら踊る必要があります! 座して聴く音楽ではなくなりました。

8つ数える間に同じメロディーがループしますので、その繰り返しを使ってダンスします。一定のリズムがないと、踊れませんので。

モノンクルの魅力は、そのちょっと変わったリズムです。ここが、角田さんいうところの「菊地さんの血を受け継いでいる」というところなのです。そこにちょっと注目してみてください。

今日の横濱ジャズ・プロムナード準備

ボランティア(ジャズクルー)用のパンフが届きました。クルーは、チケットが500円安く買えるらしい!