楽しいExcel。XLOOKUP関数とVLOOKUP関数で土地の相続税評価額を求める

xloopup関数と、従来からあるvlookup関数は何が違うのか。ChatGPT に聞いてみると、こんな感じです。

ちなみにCopilotに同じ質問をすると、こうなります。

AIによって、まとめる角度が違うのが面白いですが、知識だけあってもしかたありません。

やはり、実際にやってみると理解できます。

XLOOKUP関数が必要となる作例

こんな表があって、別のセルに「普通住宅地区」と入力すると、列番号「6」を表示させたい場合、XLOOKUP関数が便利です。

表の下の方(赤枠)を検索して、検索語(青枠)が見つかると、その列にある上方向のデータを表示してくれます。

こういう、下のキーワードから上のデータも検索できる、右のキーワードから左のデータも検索できるというのがXLOOKUP関数の特徴です。

VLOOKUP関数では、基本、左のキーワードから右のデータを検索することしかできません。

VLOOKUP関数ならではのクロス数値特定

で、この拾い上げた数値データ(ここでは、普通住宅地区=6)を、VLOOKUP関数で再活用する方法も考えてみました。

XLOOKUP関数で拾い上げた普通住宅地区の列番号=6を、VLOOKUP関数の表示したい列番号に入れてやります。

すると、6列目の普通住宅地区の中から、奥行距離に応じた奥行価格補正率を検索することができます。

このVLOOKUP関数を実行すると、「奥行価格補正率=0.97」が求まります。

Excelは楽しいので税理士をやっているまである

こういう合わせ技を見つけると、楽しいですね。

税理士の仕事に就く前は、Excelはせいぜい作表ツール、残高繰り越し計算くらいしかしていませんでしたが、税理士はExcelの使いどころが無限にあります。

お客様からのExcelのご質問にも、お答えしています。お会いしたときに、ちょっと聞いてみていただければと思います。


今日のはじめて

XLOOKUP関数

今日の懐かしいもの

踊る大捜査線 TVドラマ第1話 実家で家族と見る。あらためて、めっちゃいい話ですね……!