「自分の軸を持て」と言われても……と思う人へ

独立している人の話を聞いたり読んだりすると、自分の軸を持てと言われがちです。

しかし、こういうあいまいな言葉を言われて、困っている人もいるのではないかと。

自分なりの理解を書いてみました。

独立すると人から質問される

独立すると、営業電話を受けるなり、フォームから連絡が来るなり、対面なりで、さまざまな人とやりとりするでしょう。

そこでは質問なり、依頼なりという形でメッセージが届きます。

「質問されると、つい答えてしまうのが人間である」という話を読んだことがあるかもしれません。

そこで、なんと返すかが問題です。

自分の軸を持たないと、質問に応えてしまう

ここで無防備でいると、「会いませんか?」と言われると「いいですよ」と言ってしまいがちです。

「入会しませんか?」とか「買いませんか?」ともよく言われます。

なんとなくの構えでいると、Yesばかりになり、出費ばかり増えてしまう。

あるいは仕事の依頼でも、低い料金でしょっちゅう会うことになってしまう。

口では「いいですよ」と言っているけれど、そういうとき、体が「いやだ!」と言っているのが、聞こえたことがありませんか?

「答えない質問を決めておく」のが、自分の軸を持つということ

「自分の軸を持つ」という、抽象的なものの言い方には注意が必要です。

それをそのまま受け入れただけでは、何の変化ももたらさないからです。

抽象的な言葉を聞いた、でも複数人が言っているから大事なことなのだろう、と直感的に分かったら、それを、「○○する」に置き換えて、かつ、それをぜったいに守ることに決めましょう。

自分の軸を持つと言われて、何の行動をする/しないと決めるかは、自分しだいです。

私なりの理解では、「自分の軸を持つ」とは、「この質問には答えない/OKしない」ということです。

かつ、「この質問には答えないと決めておく」ということです。

そうしないと、人間の本能に流されて、質問や依頼に何でも応えてしまいます。

それが、身体が嫌といっているのに、それと反対に動くことを減らし、独立している自分自身の心身の健康を守ることにつながります。

編集後記

初めての喫茶店 鎌倉市 喫茶ヒルンド

趣味の一つは、カフェ・喫茶店巡り。新しい店を見つけると、つい入ってしまいます。コーヒーがおいしかったです!