今日は、『ふつうの軽音部』(ジャンプコミックス+)第1巻の発売日です!
原作者が作画も担当していたジャンプルーキー!から火がついて、プロ作画(出内テツオさん)が付いた少年ジャンプ+にステップアップした作品。
『ゲーミングお嬢様』と同じパターンでしたね。
これは、ルーキー時代からフォローしていて、ジャンプ+のWeb連載中で2周目を見て、コミックスで3周目!なのですが、まったく面白さが減りません。
同じギャグを何度読んでも笑えます。非常に良質な青春群像劇です。
原作もそうでしたが、主人公の陰の者感と、それ以外の陽の者との対比が鮮やかに描かれています。この描き方はわりと新しいのではないかと。
コミックス版『ふつうの軽音部』の魅力
Webでほとんど読めるから、いいじゃん? と思うかもしれません。でも、紙の本もいいですよ。
- カバーを外した本体表紙に書き下ろしイラスト(表1、表4)
- カバー表4にバンド「ラチッタデッラ」のイラスト
- 帯の応募券でチェキ風ステッカーパック100名様プレゼント(5月7日締切)
- バンド「ラチッタデッラ」メンバーの自己紹介カード
- 自意識アニマルの解説
- おまけ漫画「番外編 友達をつくる」(矢賀ちゃんとの出会いエピソード)
など、特典盛りだくさんです。
主人公・はとっちの好きな食べ物「崎陽軒のシウマイ」、神奈川県川崎市出身者が大阪で活躍します。バンド名も川崎の商業施設から。
(クラブチッタ【dCprGライブ】やシネチッタ【ラスベガスをぶっつぶせ】で私もお世話になりました)
元メンバーのヨンスは、 Mrs. GREEN APPLE も好きとか。知らなかった……。
そもそも、何度読んでも面白いので(この辺、小説やジャズといっしょで、情報量が多くて一読では読み切れないから)、安心して買ってみてください。
少年ジャンプ+で試し読みできるなんて、なんてラッキーなんでしょう。でも本屋さんの入荷は多くはなさそう。
また、コミックス2巻も発売日決定。6月4日。早くてうれしいです。
激しくはまったマンガというと
私も、いままでけっこうマンガは読んできました。思い出せないものもありますが、ざっと以下のような。
- まんがサイエンス
- こちら葛飾区亀有公園前派出所
- ウィザードリィ(石垣環)
- ドラゴンクエスト4コママンガ劇場をはじめとするゲーム4コマ(新声社もの、ゲームプレイヤーコミックスなど)
- (月刊少年ガンガン系は創刊号から雑誌で読んでいたので、単行本は買っていない)
- 幕張
- セクシーコマンドー外伝すごいよ!!マサルさん
- いいひと。
- ササキ様に願いを
- 幕張サボテンキャンパス
- しあわせのかたち
- ドラネコシアター
- (その他、週刊ファミ通連載漫画)
- 美味しんぼ
- ブラック・ジャック
- うちの妻ってどうでしょう?
- 僕の小規模な失敗
- 僕の小規模な生活
- モテキ
- 坂道のアポロン
- ちはやふる
- BET
- めぞん一刻
- ハイスコアガール
- ハイスコアガールDASH
- ピコピコ少年
- 新九郎、奔る!
- 正直不動産
- バーナード嬢曰く
- 隣り合わせの灰と青春
しかし、読まなくなったら売る性格なので、今も所有して読んでいるのは『BET』以下のものだけですね。
なんかこう、好きなマンガの傾向があります。比較的落ち着きがあって動きがなく、ページ数が少ないものが……。インドア系です。
『ふつうの軽音部』の原作者クワハリさんも、福満しげゆきのエッセイマンガがお好きとインタビューで述べています。ムードに通じるところがあるかもしれないですね。
マンガを読んで何を得ているのか
ピュアな娯楽なので、何かメリットがあって読んでいるわけではありません。楽しいから読む。
とはいえ、『いいひと。』では、人は変わるものだ、ということを学び、『BET』では、人生、これができなければ自分の生きる場所はない、と思えるかどうかだ、ということを知りました。
『僕の小規模な失敗』や『ハイスコアガール』では、自分の人生に重ね合わせて読んだりしていましたね。
『ふつうの軽音部』も、高校生ものなので、もう繰り返すことのできない、高校時代を追体験するような楽しみがあります。
自分がいま、こうして動いているのは、すべて自分の過去がもとになっている。この漫画の主人公もそうです。
大人は、マンガで過去を回顧することで、自分にとって大事なものを、忘れないようにすることができる。
『ふつうの軽音部』、おすすめです。私みたいな、インドア系マンガ好きの方に!
今日聴いた音楽
- dCprG / RONALD REAGAN
- dCprG / RONALD REAGAN OTHER SIDE