『ふつうの軽音部』1巻のタイムテーブル

月に一度の税理士が『ふつうの軽音部』を語る回です。

このマンガを魅力的に思うかどうかは、まさに中学・高校時代をどう過ごしたかによるのでしょうが、まあ、だいたいの人はこのマンガのように過ごしていたはず。

その意味で、「ふつう」なのだなあと考えています。

私たちとまったく無関係の作者が、我々の共通体験を掘り出すことに成功したのが、人気の秘密だろうと思います。

そういえば小学校時代はよく〇×ゲームをしてたっけ……

好きなキャラクターが、学生時代の一番幸せな体験の反映

すでに50人超の登場人物が出ている大群像劇ですが、みなさんはどのキャラクターがいちばん好きでしょうか?

私は、がぜん、たまき先輩です。

これは、高校1年生のときに、マンガのように3年生の先輩にいろいろお世話になった経験に根差しているのだと思います。

このマンガを読んで、遠く離れた時空に忘れていた、幸せの体験を思い出せたら、そんな素敵なことはありません。

コミックス第1巻(1年生4月~6月)を時系列で振り返ろう

さて、このマンガは、四角枠で囲われた説明文に、こまかく日付情報が出るので、時系列を整理しやすくなっています。

さらに、ネットで見つかる大阪府立高等学校の年間スケジュール表を見ながら、だいたいこんなもんじゃないかな? と解釈できる日付でまとめてみました。(一部日付は推定。確定しているものはその旨表示)

  • 4月7日 1話 ハトノがギターを買う
  • 4月8日 1話 入学式
  • 4月9日 2話 新入生歓迎会
  • 4月10日 3話、1巻番外編 身体測定、仮入部。矢賀ちゃんと友達になる
  • 4月11日 4話 厘ちゃんがバンドメンバーになる
  • 4月12日 4話・5話 かっきーとヨンスがバンドメンバーになる

この次に、「翌日 はとっちおはよー」というシーンがあるのですが、入学式が今年のカレンダーで月曜日だったすると、もう土曜日になってしまっているんですね。

このあたり、日付の数え間違いがあるのではないかと思います。

  • 4月中旬 5話 桃ちゃんにラチッタデッラを伝えて怪訝な顔をされる
  • 4月中旬 6話 初めてのバンド練習日。このころ鷹見くんと乃木さんが付き合う
  • 5月中旬 中間テスト
  • 5月下旬 6話 「中間テストも終えて…」
  • 5月下旬 6話 「オーディション当日を迎えた」
  • 5月31日(確定) 7話・8話 ヨンスを泳がせる
  • 6月1日(確定) 9話 私が出演しない校内ライブ、
  • 6月上旬 このころ須田先輩と大道さんが付き合う
  • 6月上旬 桃ちゃんの話を聞く 翌日 「桃ちゃんとバンド組めるかも」
  • 6月8日 10話・11話 体育祭
  • 6月中旬 12話 ヨンスに好意がないことを伝える
  • その翌日 12話バンドが解散する

回想シーンの中学生編も非常に重要なマンガ

1話で、軽音部に入ろうとしていたハトノが、連載中の回想で「軽音部なんて怖くて入れない」と思っているため、まだ描かれていない、ハトノの入部の決心したできごとが、非常に気になります。

実質中学時代も含め、6年近いスパンで描かれるだろう『ふつうの軽音部』、今後の展開も非常に楽しみにしています。

編集後記

今日は立教税理士会による寄附講座で、大学生向けに「住まいに関する所得税」の講義を90分間行いました。