経理は完璧主義では務まらない

経理というと、「きっちりしていなければならない」というイメージがあります。が、完璧を目指してはいけません。そんなことはできないからです。それなのにやろうとすると、「完璧にできない」と思って、病んでしまうことになります。

「完璧にやる」という言葉は存在しますが、完璧に経理をやれるという現実は存在しません。妖精という言葉があっても、妖精がいないのと同じです。

徐々にうまくなるしかないのです。今月できなくても、来月できればいい。今期うまくいかなくても、来期少し改善すればいい。そういう気持ちで、仕事に取り組むことが望まれます。

具体的には、月次の棚卸なんて入力できなくていいんです。しーくり、くりしーをやりたければ、想定粗利をもとにした売上原価になるように、月末商品棚卸高を入れればいいんです。実地棚卸は年1回やれば、決算数値は正しいんですから。

背伸びせず、後送りしつつ、やれる範囲を広げていきましょう。